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想像妊娠の正体

二日後、再びラッキー医院に結果を聞きに行きました。

診察室に入るなり、ラッキー先生から言われたのは、またしても自分じゃ全く気付きようもなかった結果でした。

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私はずっと、アイアイ病院で甲状腺低下症(橋本病)と言われて、出された薬を飲んでいたのですが、今回ラッキー医院での血液検査の結果によると、甲状腺の値を表すTSHの数値が、亢進症の方、バセドウ病の数値を叩きだしていたのです。

飲み薬が強すぎたり、合わな過ぎたりしてもこの数値になるそうなのですが、この時は薬を飲み始めて3ヵ月程度だったし、ラッキー先生いわく、甲状腺の薬の飲み始めは怖いから、半年くらいはせめて一ヶ月ごとくらいには診ないと・・・とのことでした。

アイアイ病院からは、ほぼ2回目の診察でどばっと半年分の薬を出されておしまいだったので、それはとんでもないことらしいです。

「アイアイ病院もねー、混んでいるから忙しいとは思うんだけど、でもこうやって患者が大変なことになるのに・・・」

まぁ、不妊治療のための”仮”患者ってとこだからなんですかね。仮の患者には、適当にこんな感じで出しときゃいいっしょって感じなんですかね。不妊治療じゃなくて本当に甲状腺が悪い人だってたくさん通っているわけで。だからこそ、あんな超有名の激混みの病院なんて紹介しないで欲しかった。

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だけど更に、私的には衝撃だったのは、オタククリニックで最初にした色々な検査結果の紙をラッキー先生に診てもらった時に、ラッキー先生が発した言葉です。

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やっぱり。

あの時感じた、自分の勘は間違ってなかった。

そして同時に、先日久しぶりに会った情報豊かなワイ子が言っていた言葉も甦って来ました。

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ワイ子の知り合いが言っていた、クリニックが紹介料もらうのに送りこまれるって話。

都市伝説みたいに感じてたけど、都市伝説どころか、自分が完全に送りこまれちゃってるじゃん!!

さすがにこれはラッキー先生に言ったところで仕方ないので、わざわざ言いませんでしたが。

ひとまず、移植直後からずっと続いていた”想像妊娠”の正体がここではっきりわかったのです。


続きます。


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