とんでもなく痛かった内診
ある日の診察、とんでもなかったです。
私は、子宮頸がんのトラケレクトミーという手術をしていて、中を縫っているのですが、その影響か、そもそもガンだったからなのか、内診でかなり出血しやすかったのです。
その頃、手術に使われた糸だと思うのですが、一部分の糸が溶けきらずにいつまでも残っていたようで、健康診断の内診なんかでも糸が飛び出ているとよく指摘されました。
主治医に聞いてみても、なんの部分の糸だろう?とりあえず、他の病院なんかで言われても、切ったりしないようにしておいてと言われていたので、まぁどうすることもできず、どうすることもないと思って、普通にしていたら痛みも何もないので、気にしないようにしていました。
この時より更に後の治療で、この糸がとんでもない事件を巻き起こすんだけど、まだこの時はそんなことも知らず。
で、不妊治療は、手術した大学病院でそのまましていたので、科は違うけど、データは共有されているようで、糸について聞かれたこともありませんでした。
でも、よく内診で言われたのは、「糸に触ってしまったようで出血してしまった」という事です。だけど、少量だしすぐに止まると思います、と大抵言われ、その通りに大出血なんてことになったりしなかったので、まぁ、付き合っていくしかない症状だなと思っていました。
だけど、ある日のロボコ先生の診察で、とんでもない目に遭ったのです!
いつものように、卵胞の育ちを見るための内診の時、カーテンの向こうから言われました。
本当に、しょっちゅう言われる台詞だったので、いつもの先生たちのように、すぐ止まりますんで、と言われて終わるのかと思ったら・・・
「止血します。強く押さえます」というロボコ先生の宣言の直後、結構な力で何かの器具で子宮の中を押さえつけられました。
こんな荒治療とも言いますか、初めてです。本気で激痛!
ただでさえ、内診時、ちょっと押されただけでも鈍痛があるのに、力いっぱい押さえられたら、そんなの痛いに決まってる。
本気で、痛みで内診台からずり落ちそうになるくらいに痛く、痛みで気絶するんじゃないかと思うくらい、なんか朦朧ともしてました。
もう、止まんなくてもいいです。(いや、よくはないけど)やめてくださいって言いたかった・・・
時間にして5分くらいは、凄い力で押さえつけられてたと思います。
「痛いですよねー。すいません」って、痛いに決まってるでしょうが!!もう卵管造影検査を超えるくらいの激痛だし!!
内診が終わった後も、痛みですっかりテンションがた落ち。
なんで、こんな予想外のことで痛い思いをしなきゃいけないんだろうって思いました。
後から調べてみると、止血なら、綿を多めに入れて様子を見る、タンポンを入れて押さえる、などなど他にも方法はあるみたいだし、この先生がサディストなのか、これくらい大した痛みじゃないでしょと思ってるのか知らないけど、こんな経験、本当にする必要あったんですかね・・・
もちろん、ロボコ先生以外の内診で、こんな目に遭った事は今日まで一度もありません。
普段から、笑顔は一切見せない、クールな先生だけど、クールと言うより冷酷。なんとも、ひどい、痛い、内診の思い出でした。
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