不妊治療はどれだけ女性の痛みが
今度の甲状腺の病院は、アイアイ病院とは違って慎重に診てくれました。
おかげで体調もちょっとずつ元通りになってきて、体もまた楽になりました。
でも、強過ぎた薬で荒れてしまった数値は、また安定させるのも時間がかかるらしく、結局チラージンもまたいずれ飲まなくてはいけなくなると思うとの話でした。
甲状腺の数値上も、まだまだ不妊治療再開にOKは出せない数値らしく、相変わらず、治療はストップしたままでした。
とは言え、このドクターストップで自分自身に堂々と不妊治療を中断できる期間は、凄く心が穏やかでした。
本当は、焦らなきゃいけないんだろうけど、散々、年齢的にも焦りましょうと言われて走らされてきた気分だったので。
治療を始める前は、こんなにも縛られてなかったんだなと思い知らされました。
そして、一息つきながら、不妊治療について改めてつくづく思いました。
不妊治療ってのは、こんなにも大変な治療だったなんて。
始める前に、なんとなーくで聞いていた、心と体に大ダメージを受けるという意味が、本当に本当にわかりました。
どれだけこの治療をする女性たちがしんどく、辛く心まで蝕まれてしまうのか、身に染みてわかりました。
治療を始める前、そうならない自信があった私でさえ、まんまとこれなんだから。
思いも寄らない痛い治療、だけど、赤ちゃんを授かるためだと耐えても、ままならない結果。莫大なお金、節約・・・
治療のことだけで、心と体にダメージを負っているのに、そこに加えて、周囲からの心ない言葉が、まるで岩のように降ってくる。
結果を出すための、希望を見るための治療だけど、ここまで私が歩いてきた道は、暗かったなぁー。光なんて、微かにすら見えなかったなぁー・・・
それでもみんな、光を探して、重い扉をもう一回って開けるんだよね。私もまた。
せめて、心ない言葉だけは消えますように。不妊治療で苦しむ女性に、ナイフを向けてくるような言葉を投げかけてくる人がいませんように。
そう願います。
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