ゴッドハンドのナースさん
相変わらず、筋肉注射を打ちに通っていました。
お尻が私にとっては、激痛だったので、打つのを腕に戻してもらったけれど、それでもやっぱり痛いものは痛い。
毎回、心を無にして挑みますが、それでもわざわざわかっている激痛を感じに行くのは拷問でした。
でもある日の注射です。
いつも注射を打ってくれる看護士さん達とは違って、大ベテラン風のナースさんに当たりました。
ナースさんは、私の隣に座ると、いつものナースさん達よりもかなり強めに私の腕の肉を掴みました。
「ぎゅっと掴むけど、意地悪してるわけじゃないからね!こうやって掴んだ方が注射が痛くないのよ!」
そうは言ってくれても、結局注射は注射だし、痛いんだろうなぁと針が刺さった瞬間、身構えました。
でも、凄いんです!!
いつ、いつもの薬剤を注射されたのかわからないくらい、全然痛みを感じませんでした。
まさにゴッドハンド!!
毎回このナースさんに当たりたいくらいだったけど、大ベテラン風のナースさんだったし、この後は、一度も当たらなかったので、この日たまたま注射担当だったのかな。
実はこれよりももっと後に、ボー大学病院ではない病院で、同じ注射を受けなくてはいけない時があったのですが、その時の担当ナースさんも、この大ベテラン風ナースさんとおんなじように、ぎゅっと掴んだ方が痛みがないからと言って、同じくらい強めに掴んでくれて打ってくれたのです。それでも、いつもよりはマシだったけど、痛みはちゃんとありました。(^_^;)
なので、このナースさんが本当にゴッドハンドだったのか、奇跡だったのか・・・そんな凄いナースさんってやっぱり、存在するんだなぁと。
なんにせよ、痛みを感じずに済んだこの日は、ありがたかったです。
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