嗚呼、激痛の卵管造影検査
早速、不妊治療がスタートしました。
まずは、エコーや血液検査など。それに加えて、まず第一の難関状態だったのが卵管造影検査です。
この検査は、痛かったという書き込みを見たことがあるので警戒しました。
痛いと言っても、どの程度の痛みなのか。生理痛みたいな痛みとは言うけれど、私には生理痛がほとんどない。
人生の中で3回くらい、腹痛という名の生理痛があったけど、それも食あたりの時の感じと似ていたし、一時間くらいで自然によくなったため、果たして本当に生理痛だったのかも疑問ってくらい、生理痛エピソードがないのです。ただ、PMSはいつもとんでもなく重いけど。
ネットで調べると、それでも「全く痛くなかった」なんて声もあり、しかも私が検索した中では、運悪く「痛くなかった」って声の方が多くて、そっちの声を信じてしまったのが間違いでした。
その上、ボー大学病院では、総合病院ならではの不便さがあり、それによってとんだ羞恥プレイ状態となったのです。
卵管造影検査の日、いつものように受信機で呼ばれ、まずは内診室へと行きました。
鈍い微かな痛みと同時にチューブを差し込まれ、さぁ、これから痛みが来るのかとちょっと身構えたと同時に、その日の担当だったうさこ先生がカーテンの向こうでいいました。
「ではセレナさん、準備が出来たので、レントゲン室へ行きましょう」
へ?レントゲン室?
ボー大学病院では、採血や尿検査なども診察室とは全く別の場所にあるし、レントゲン室もまたしかりなのでした。
散々お世話になっていたので、そんなの知っているけど、この婦人系の検査と言うベリーベリーデリケートな検査で、まさかそれが応用されるとは思ってもおらず・・・
股からチューブを繋がれ、真昼間の女性だけではなく色んな外来患者が歩いている廊下を、変な散歩でもされているかのように歩かされることとなったのです。
この病院でこの検査受ける人達、みんなこんな目に遭ってるの!?
いやせめて、検査着顔まで隠れるようにしてよ・・・
そんな羞恥プレイでレントゲン室に着き、撮影台の上に横になると、いよいよ例の検査の開始です。
次の瞬間、ここまでの恥でいっぱいだった私の気持ちが一瞬で塗り替えられました。
もう、激痛!!生理痛が重い人って、こんなに大変なの?身をもって知りました。できれば、知らない人生でずっといたかった。
申し訳なさそうなうさこ先生の顔が見えるけど、思わず声を発してしまうくらいの激痛。レントゲン技師のお兄さんが窓の向こうで驚いたような顔でこっちを見ているのも視界に入りました。
もう、結果恥ずかしいし、早く終わって!!!!
時間にして、5分はかからなかったとは思うけれど、気持ちの上では何十分とかかっていた感覚でした。
結果は、片側の卵管が閉塞。片方はしっかり通っているものの、それによって、自然妊娠率がさらに半分削ぎ取られて崩れて行くのが見えました。
この卵管造影検査の痛みは、自分がしてきた不妊治療のあれこれの中でもベストテンに入るくらいのしんどかった出来事です。もう二度と味わいたくない。
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