坂口健太郎との恋愛エピソード全集
過去のメモ帳を辿っていたら、割と激務な働き方をしていた時に綴っていた坂口健太郎との恋愛エピソード全集が出てきた。
目次
1. 夢の残業※
2. 夏がはじまる5秒前※
3. 足どり軽くピザまんを※
4. 後悔のバレンタイン
5. いちごづくしのホワイトデー※
6. 春はあけぼの※
7. 爽やかモーニング※
8. 偶然かの真偽が問われる帰途
9. 午前休じゃないけどShining Monday※
10. 通勤には本を携えて※
11. 追いかけっこ
12. 元気ハツラツ月曜日
13. ♪雪だるまつくろー
14. 自動販売機の奇跡※
15. こんな残業なら喜んで※
16. あざとい戦法の行使※
17. メロンゼリー降臨※
18. 柔軟剤と坂口健太郎とわたし
19. 穏やかな暮らしとはこういうこと
20. 改札前で幸せな待ち伏せ※
21. クライアントからのメール※
22. ステキな朝寝坊
23. 涙の数だけ坂口健太郎※
24. 休み明けのストーリー
25. Welcome to our office
26. 君に届け※
27. 新しい靴を買わなくちゃ※
28. モチベーションは坂口健太郎※
29. ときめきの朝LINE※
30. いつのまにか2人だけの国※
31. ビールに合うのは※
32. 当たり棒※
33. 救世主
34. 本屋さんワールド※
35. 警備員の坂口さん
36. 夜のお散歩※
37. 早起きも悪くない※
38. 光孝天皇※
39. ヤクルトボーイ※
40. セクハラ撲滅委員会※
41. バレンタインの朝※
42. 本屋さんの開拓※
43. 待ち人来たる金曜日※
44. どんなお土産よりも※
45. 新作ドラマ「花の色は」(略称は、ハナイロ。主題歌はaiko)
※がついているエピソードは、※までが実際にあったお話です。
1. 夢の残業※
残業中に溜息ついてたら※、同僚の坂口健太郎に「溜息ついたら幸せ逃げるよー?」って言われて「もういいよそれでも」って返したら、「やけになんないの。はい、逃した分のちっちゃな幸せあげる」ってアルフォートを差し出してくれるドリームパラダイスな会社はどこにありますか?
2. 夏がはじまる5秒前※
眠い目をこすりながら書類を作成していたら※「今日で7月終わりますけど、やり残したことありません?」て無邪気な顔した後輩の坂口健太郎がのぞき込んできて、「んー?なんだろ」ってやる気なく返したら(まだ眠い)、「夜の海!行きたくありません?今日車で来ちゃったんですよ」って得意げにされて、漸く目が覚めるHappy Summer Morningください〜🌻!
3. 足どり軽くピザまんを※
ピザまんがどうしても食べたくなって、時々寄ってくコンビニに入って、るんるんしながら「ピザまんお願いします」って言ったら※、研修中のバッジをつけた店員さんの坂口健太郎が穏やかな笑顔で「かしこまりました、温めますか?」ってとぼけたこと聞いてきたから、「え、温まってないんですか?笑」ってちょっと意地悪く聞き返しちゃって。そしたら坂口健太郎、「え、あ、そっか、温まってます、すみません!お詫びになんかその辺のお菓子あげるんで!」とか超絶焦った様相で言い出すから、側にいた先輩ぽい店員さんに「お前何言い出すんだよ」って小突かれていて「緊張してるんですよ、だってバイト初日に僕の大好きなピザまんを嬉しそうに買う女の子に会えるなんて奇跡だと思いません?」って今度は淡々とこたえる坂口健太郎に、動揺してるくせにその素ぶりを見せないようにするものだから、不自然さが滲み出る大人ぶった笑みで「じゃあ明日もピザまん買いにくるから、待っててくださいね」って返す華やかなOLになりたいんですけど、どうすれば。
4. 後悔のバレンタイン
坂口健太郎に義理チョコあげたら、「ありがとう」って余裕の笑みをみせたくせに、暫くしてからみたらチョコをじっと眺めていて、「なにどしたの」って聞いたら「嬉しさ噛み締めてる」って真顔で言いだすから、なんで私本命チョコ渡せなかったんだろうって反省するバレンタインじゃなかった。
5. いちごづくしのホワイトデー※
給湯室でマグカップに紅茶淹れてたら※、「なになに?ストロベリーティー?いちごすきなんだ」って坂口健太郎(上司)に言われて、「そうこれ美味しいんですよ〜ティーパックいっぱいあるから、一個あげます」って渡したら、「じゃあお返しにいちご狩り連れてってあげる、4月空いてる日あとでおしえて」っていわれるsweetなホワイトデー求む。
6. 春はあけぼの※
仕事中眠くてたまらないなって思ってたら※、隣の坂口健太郎(同期)がぼそっと「春眠暁を覚えず」って言い出して独り言かなと思って放っておいたら、今度は「ねえ春だよ。お花見行きたい」って言うから「いつだろうね〜今年の開花は」って返したら「桜もいいけど、そのへんの草木と花をみて自然に癒されたいな」っていうから、全面同意すぎてひたすら頷いて「首もげるよ笑」って呆れられる穏やかほっこりタイムが、こちらには見当たりません。
7. 爽やかモーニング※
朝ときどき立ち寄るカフェで、コーヒー片手に勉強していたら※、前からかっこいいなって思っていた店員さんの坂口健太郎が突如「これ、よかったら」ってハーブティーのティーパックセットを差し出してきて、「?」て表情を浮かべたら、「常連さん特典です」ってにこっと微笑んだあとに「嘘、単に僕があげたかっただけです」って言い残してそそくさ仕事に戻っていって、なになに何事!?ってなりたい。
8. 偶然かの真偽が問われる帰途
月曜も火曜も仕事終わって会社でたら、エレベーター前で後輩の坂口健太郎と出くわして、「偶然、2日連続だね」って笑ったら、「偶然じゃないかもしれないですよ?」っていたずらっぽい笑顔で言われて「んーじゃあ偶然じゃなかったらなに?」て聞いたら「そういえば、昨日クッション買って」て不自然に話を逸らされて(なんなのほんと)って思いつつ、普段は落ち着いてて静かな坂口健太郎がクッションへの愛情を語る様がおかしくてなにも言えなくなる帰り道ほしい。
9. 午前休じゃないけどShining Monday※
朝のオフィスで(あー眠い〜)って思いながら、給茶機にお水を足していたら※、同僚の坂口健太郎がだるそうにやってきて、「加湿器のお水は入れとくからさ、先に終わった方が仕事終わりに二人でごはん行くお店を決めるルールね?」って勝手に提案してきて、「なにそのいきなり勝手なの〜」って笑いながらも(どっちにしても、二人でごはんってこと?)ってわくわくがとまらない月曜の朝がいい。
10. 通勤には本を携えて※
電車の中で本読んでいたら※、なんか視線を感じて、顔を上げたらサラリーマンの坂口健太郎と目が合って「あ、ごめんなさい、それ〜ですよね?僕も読んだから気になっちゃってつい」って言われたから「そうなんですか?わたし、この作家さんだいすきなんです」って返したら「僕もすごくすきなんです!!!」て急に声張るから周りの注目あびちゃって、自分で動揺している坂口健太郎に、くすくす笑いながら「しーっ」てする帰り道ではない。
11. 追いかけっこ
会社向かってたら、後ろからパタパタ音が聞こえて「!?」って振り返ったら、息苦しそうな先輩の坂口健太郎が「姿が見えたから、朝から全速力で走っちゃったよ」って言うから、ちょっといじわるく笑いながら「じゃあここから会社までダッシュして、勝った方がジュースおごりましょう」て返し「無理無理無理!」って苦しそうに笑われる朝じゃないけどおはよう!
12. 元気ハツラツ月曜日
給湯室でけだるそうにコーヒーを入れている先輩の坂口健太郎をのぞきこんで「週末なにしてましたー?」ってたずねたら、目線も合わさず「君と過ごしたかった」ってポツリと言われ、動揺しつつも「真面目に答えてくださいよ〜!」と笑い飛ばしたら、真顔で見つめられ「じゃあ大真面目に言うけど、今週末は僕にくれる?」て言われる月曜日の朝だったら元気ハツラツオロナミンC🍋!ってテンションになれますわたし。
13. ♪雪だるまつくろー
「雪だるまつくろー?」って言ってベランダで雪だるまをつくってたら、「寒いよ家の中でゆっくりコーヒー飲んでようよ」ってガリガリコーヒー豆ひいてる坂口健太郎に言われて、それでも「えー一緒につくろうよー」ってごねたら、「仕方ないな〜」って言いつつ、わたしの分の手袋まで持ってきてくれて、一緒に雪だるまつくって、「僕のが上手〜」「いやわたしのが上手くない?」とかひとしきり言い合った後に、「わーやっぱさむー」って2人でいいつつお部屋に入って、ちょっと質のいいコーヒーを、シンプルなマグで「あったかーい」っていいながら飲む雪の日☃️❄️は来来来世あたりできますか?
14. 自動販売機の奇跡※
大雪のなか満員電車を乗り継いで、やっと最寄駅についた〜でも寒すぎて凍え死ぬからあったかい飲み物〜って思って、自販機の前に行ったら※、紺のロングコートにグレーニット、ちょっと大きめのリュックを背負った坂口健太郎が、飲み物2つ持って悩んでて、近づいたら、坂口健太郎が振り向いて目があって「あ!もしかしてロイヤルミルクティーですか?いや、あの、なんか間違えて買っちゃったんですけど、カフェオレがどうしても飲みたかったんです、、もしよかったらもらってくれませんか?」と言われ、「え、ちょうどロイヤルミルクティーが飲みたかったんです」とこたえ、「わーよかった」とにこっと微笑まれて「ありがとうございます嬉しい」と微笑み返す雪の日ください。
15. こんな残業なら喜んで※
残業しながらもぐもぐ干し芋たべてたら※、隣の席の坂口健太郎に「もーらいっ、、でもなんで干し芋?」って取られた上に文句言われたから「なんなの勝手に食べといて」って悪態ついたら、坂口健太郎はにやりとして「じゃあお礼にこれあげよっか」ってかばんからにょろにょろのぬいぐるみを取り出してきて、「なになにどしたのそれ!」ってきゃあきゃあ騒いだら「絶対好きだと思った〜」って穏やかに微笑まれるっていう甘い展開が急務な件について。
16. あざとい戦法の行使※
人の少なくなった夜のオフィスで電話をとったら※、海外出張中の坂口健太郎(上司)からで「おつかれさま〜〇〇さんいる?あーいないかーメールするからいっか、いいよね、よしっじゃあさ、お話しようよ〜あ、でも仕事関係ないこと話したいから、携帯にかけてもいい?」とか言われて「それじゃお互いお金かかりますよ〜?ラインなら無料ですけど」って笑って返し、さらっと坂口健太郎とライン友達になっちゃうあざとさを発揮しつつ、技術の革新に全力で感謝したい。
17. メロンゼリー降臨※
仕事終わらなさすぎてもう無理って思ってた時※、外勤中で直帰予定の坂口健太郎(同僚)から「今、僕のこと呼ばなかった?」て電話がかかってきたんだけど、嬉しいのにあまのじゃくなもんだから「そんなことないけど」てぶっきらぼうに返しちゃって、(だめだな私)って勝手に軽く凹んでたら、「そっか、でもメロンゼリーみたら君のこと思い出して買っちゃったから、今から会社戻るね」って優しく言ってくれる神展開なら、今日も元気にはたらくんですけど。
18. 柔軟剤と坂口健太郎とわたし
坂口健太郎は、晴れた日に取り入れた洗濯物がだいすきで(おひさまの香りがするから)、静かに取り入れて、静かに喜ぶ和やかな人。私が柔軟剤をかえると、何にも関係ない話をしている時に、突如「ねえ変えたー?」と言ってくるんだけど、その一言で(ああ柔軟剤のことを言っているんだな)って即座にわかっちゃう、テレパシー的しあわせはどこに落ちていますか。
19. 穏やかな暮らしとはこういうこと
坂口健太郎は読書の邪魔をされるのがいやなくせに、自分の書斎じゃなくてリビングのソファーでいつも本を読んでるから、(あー夢中になって読んでるな邪魔しちゃいけないな)って思って、坂口健太郎がこの間買ってきたウガンダコーヒーを豆から挽き入れて、サブテーブルにことっと置いて、静かに本屋さんに出かけようとしたんだけど、坂口健太郎は「え?本屋さん行くの?待って僕も行く」と言い出して、なんでどこ行くか言ってないのにわかるのかなぁこの人って思う日曜日がないWHY JAPANESE PEOPLE !?
20. 改札前で幸せな待ち伏せ※
オフィスで最後の1人になっちゃって、寂しく戸締りして、さあ帰ろって外出たら雨が降ってて新調のスーツが濡れて「もうだめ」の気持ちしかなかった月曜日の夜※、改札前で紺色の大きい傘🌂を持った坂口健太郎が待ってて「なんで傘持ってないのー?」って呆れ笑いされる展開に進まないことに甚だ疑問が募る。
21. クライアントからのメール※
会議が長引いて「帰りたい」の気持ちしかない水曜日の夕方、席に戻ってメールチェックしたら※、クライアントの坂口健太郎から、チーム宛じゃなくて、私だけの宛先で「この忙しいのが落ち着いたら、お食事に行きませんか?○○さんが好きそうなお店があるので、連れていきたいんです」ってメールがきていたから、うれしくてぱああ!てなって小躍りして、周囲の席の皆様に不審がられたい、文句は受け付けない。
22. ステキな朝寝坊
ど平日に、なんかよくねたな〜って思って時計みたらもう10時で、ぎょっとして飛び起きたら、後輩の坂口健太郎から「大丈夫ですか?なんかありましたか?」てラインがきてて、回らない頭で正直に「どうしよう寝坊した」って伝えたら「大丈夫です、部長には〇〇さん体調悪いから午前休希望って朝早くに電話ありましたって伝えてます!ゆっくり、きてくださいね🙂」って返事があって「持つべきものは、できる後輩😂」って感謝感激雨嵐の気分に浸りたい。なお、後日お礼と称して坂口健太郎のすきな卵料理をごちそうする会を開催するご褒美つきです(誰のご褒美だよ)。
23. 涙の数だけ坂口健太郎※
びっくりするくらい理不尽なクレームの電話がかかってきて、ひたすら謝り倒したのにひたすら罵倒され続けて、電話を切る頃は心が折れて泣きそうになっていたら※、通りがかった後輩の坂口健太郎が「○○さん泣かせるなんて、一昨日きやがれっすよね」とか静かにでも怒りを隠しきれない表情で言ってくれるものだから、我慢してた涙が流れてきちゃって、でも必死に笑って誤魔化して「何言ってんの、泣いてないって」って言い返す一連のくだり、ほしい。
24. 休み明けのストーリー
有給をとってた休み明け、久々に会社に行ったら、後輩の坂口健太郎が朝から「先輩、ちょっと聞きたいことあるんですけど」って、何かありそうな前置きつきで席までやってきたから「朝からどしたのー」って聞いたら、用件は「お休み、楽しかったですか?」ってだけで、拍子抜けしつつ「楽しかったよ〜え、なに、それ聞きにきただけ?」って笑ったら、「いえ、僕は○○さんがいなかったから、寂しくて楽しくなかったです、って用件でした」ってちょっと不機嫌そうに言うだけ言って、こちらが何か言う隙も与えず、強制終了して立ち去っていく姿を(なになになになに!)って思いながら見送るっていう物語に飛び込みたい。お分かりだとは思いますが、BGMは小田和正で「ラブ・ストーリーは突然に」です。宜しくお願いいたします。
25. Welcome to our office
いつも我々が赴く側のクライアントの坂口健太郎が、近くに用事があるって理由で弊社に訪問してきたから新鮮で、会議室に案内するとき「なんか坂口さんがここにいらっしゃるの不思議です」って呟いたら、坂口健太郎は「ここで働いてたら、毎日〇〇さんに会えるんですよね〜いいな、って僕ら結構な頻度で打ち合わせしてますけど笑」って本気か冗談かかわからないノリツッコミをしはじめて、(MajiでKoiする5秒前!)って心の中で全力で叫ぶシチュエーションを要請する。
26. 君に届け※
いやなことがあった帰り道、ぼーっと電車の中吊りを眺めていたら、とても素敵だなって思う広告があって、心にじわーって沁みたから、思わず口パクでそのコピーをつぶやいた瞬間※、隣に座っていたサラリーマンの坂口健太郎が「あの広告、僕が担当したんですけど、あなたの心に届いてくれたりしました?」って顔を覗き込んできて、(え、もう色々こんな偶然が訪れる訳)って思って混乱しつつも、ひとまずこくって頷いたところに「嬉しい〜!!!えっとすみません突然怪しかったですよね、でもみてくれた人が目の前にいるってのが嬉しすぎて」って笑顔溢れる坂口健太郎が、おっとりした見た目にそぐわず早口でまくし立てるという神的展開は、本日現実世界の私には訪れずに終結しそうだから、ぐれてもいいですか。
27. 新しい靴を買わなくちゃ※
昨日買ったばかりのかわいい靴をおろしてるんるんコピーしてたら※、目敏い上司の坂口健太郎に気付かれて「ヒール珍しいねー大人っぽいじゃん、まぁそれ履いても小さいのは変わらないけど笑」とからかわれ「坂口さんが無駄に背高いからですよ!!」と怒り気味に反論し「無駄はひどくないー?」なんて返されきゃいきゃいするAM11:00がこないから、帰宅希望。
28. モチベーションは坂口健太郎※
朝のカフェで勉強中に、のびをしようとして隣をふとみたら※、坂口健太郎がわたしと同じ本で勉強していたから、びっくりしすぎて固まってじっと見ていたら、それに気づいた坂口健太郎が本を持って「おんなじですね、一緒に頑張りましょう」ってにこっと微笑んできて「それなら頑張れる気がします」とわたしも笑ったところで、「じゃあお互いの頑張りを報告し合うために、連絡先交換しません?」とgood of goodな提案をされてときめく朝は、一体全体どこなの?
29. ときめきの朝LINE※
平日の疲れがとれないまま、朝10時に目覚めてスマホを見たら※「坂口健太郎:おはよ!突然だけど、明日映画つきあってくれない?」ってLINEが入ってて、(えーどうしよ?あした、なに着て生きていく?)ってearth music & ecology的に悩みまくる土曜日が訪れることを一万年と二千年前から願っているのですが。
30. いつのまにか2人だけの国※
時々1人で飲みに行くダイニングバーのカウンター席で、カクテル片手に店長に好きな作家さんについて語っていたら※、それまで静かに本を読んでいて、(大人っぽい人だな)って思っていた隣の席の坂口健太郎が、ばっと顔をあげて「ぼくも大好きです!」って目をキラキラさせながら会話に入ってきて、私が驚きと嬉しさとで動揺している間に、店長は(じゃ、あとは2人でゆっくり)って感じでにやりとして他のお客さんのところに行ってしまい、誰も触れない2人だけの国みたいじゃんやばいやばすぎる!っていうロビンソン的シチュエーションでるらら宇宙の風に乗りたいけど、ほど遠いことくらい重々承知だから、せめて1人でゆっくり飲みたい。
31. ビールに合うのは※
仕事が一段落ついたから、爽やかな気持ちでホワイトエールを堪能していたら※、店長の坂口健太郎が「美味しそうに飲んでくれるから、サービス」と小声で言って(いつもお疲れさま)のメッセージ入りの生ハムチーズプレートを出してくれて、嬉しくて嬉しくてふるえる華の金曜日が1年に1回くらいあってもいいと思う。
32. 当たり棒※
会社から帰ろうと準備してたところに電話がかかってきたから、「誰なのもう」って渋々出たら※「あーよかった先輩!あと5分会社いてください!」って坂口健太郎の声が聞こえてブチって切れたから、「何なのもう」って思って待ってたら、息を切らした坂口健太郎が入ってきて「さっき!ガリガリ君が当たったから!なんか縁起物だし先輩にあげたくて走って戻ってきちゃいました」って当たり棒を差し出され「子どもなんだから」って呆れ笑いしつつも和む、やさしい時間をください。
33. 救世主
取引先の打合せ中に、けたたましい音でスマホから着メロを鳴らしてしまって(偉い人もいっぱいいるのに、、終わった、、)って消えたくなり、上司にも小声で(常識しらねえのかよ)って言われて泣きそうになった時、司会の坂口健太郎が「で、ですね、色々案は挙がってきましたけど、まさに今議論していた状況下では音楽が必要だと僕は思うんです、ってこれから訴えようとしていたんですけど、、なんで分かってくれたんですか?」って笑顔で場の空気を変えてくれて、救世主!!!って心の中でひざまずく流れが保証されているなら、痛恨のミスも悪くないかもしれません。
34. 本屋さんワールド※
仕事終わりに会社の最寄駅の本屋さんに入ったら※、後輩の坂口健太郎が口角を上げて「ひと息つきたい喫茶店」って本を立ち読みしているのを見つけて、思わず後ろから(だーれだ?)って目隠ししちゃったものの、(あれこれセクハラだったかなどうしよう)って一瞬で後悔している私の手を掴んで「〜さんがよくこの本屋寄ってるって知ってたから、見つけてほしくて、僕も最近よく来てたんです」って、後ろ向きのまま言われて、ずっとこのままこの瞬間に生きていたいって思う世界で生きていきたい。
35. 警備員の坂口さん
いつも笑顔で敬礼して「おはようございます」と「お疲れさまです」の挨拶をしてくれる警備員の坂口健太郎に癒されていたんだけど、とてもいやなことがあった帰り道、会釈する元気もなくて通り過ぎようとしたら「言わなくてもいいけど、なんかあったら僕はいつでも聞きます、ってことは伝えておきます」って真顔で言われて、思わず流れてきた涙をごまかそうと「おはようとお疲れさま以外のこと喋ってるの、初めて聞きました〜」って笑ってみるってのを想像したけど、そんな警備員さんが巷にいたら、とっくにかっこよすぎる警備員さんで売れっ子になっているなと冷静になりました。
36. 夜のお散歩※
さー今日もゴミ出し行こーって思って、ゴミと廃紙と段ボールをまとめて歩き出したところで、目の疲れに気付いて思わず目をぎゅーってつぶって、ぱって開けたら※、目の前に後輩の坂口健太郎が「なにしてんすか笑」って微笑を浮かべながら立ってて、「そっちこそまだいたの笑」って悪態ついたところで、段ボールをひょいひょいって持ってくれて、「じゃ、夜のお散歩いきますか」とか粋なことを言ってくれる月曜じゃなかったけど、今日もわたしは生きてるよ!!!
37. 早起きも悪くない※
新調した白いトレンチコート羽織って気分が良くなったから、神社でお参りしてから出社したら※、いつも定刻ギリギリに駆け込み出社の後輩の坂口健太郎が「今日せっかく早く来たのに、なんで遅いかな〜先輩と話せると思ってテンション上がってたのに」とか膨れていうから「じゃあ明日も早起きできたら、美味しいコーヒー淹れたげる」て出来る女風に微笑む月曜日の朝は、令和になったらくるのかな。
38. 光孝天皇※
帰り道、地下鉄のホームで無意識に「君がため」って呟いたら※「時期的に惜しからざりしじゃなくて、春の野に出でての方ですよね?この歌僕も好きなんです、てすみません百人一首大好きなんでつい反応しちゃって」ていかにも静かそうな坂口健太郎が嬉しそうに話しかけてくる夜が平成のうちに来る気配を感じたいんですけどhurry up.
39. ヤクルトボーイ※
泊まり込みの飲み会で酔っ払った上司に、焼酎しこたま注がれたから、どうしたものかと思ってにらめっこしていたら※、遠くの席で盛り上がっていた坂口健太郎がふらっと隣に来て、その焼酎をさらっと飲んでくれて「それでさ〜」と全然「それでさ」じゃない石田三成がどれだけ凄いかについて熱弁して場の空気をさくっと壊して(坂口健太郎は酔っている)、みんながついていけなくて別の話題で盛り上がり始めた隙に、「焼酎の代わりにこれあげるね」っておもむろにヤクルトを取り出してくれて、「なんでヤクルト?笑」ってつっこむワンダフルな席だったら積極的に参加させていただきたい所存。
40. セクハラ撲滅委員会※
水曜日の朝(以前サシ飲みに連れ去られ頭を繰り返しなでられて以来、私のブラックリスト入りしている)上司にじっと見つめられて「お、今日はスカートじゃないんだな」と言われ(なんなの朝から)と思いつつも「はい、動きやすいように〜」(上司「昨日スカートで躓きそうだったもんなぁ笑」←どこまでみてるのよ)と仕方なく笑顔で対応してるところに※、坂口健太郎が「はは、昨日は僕とごはん行ったからですよ〜妬かないでくださいね○○さん〜」って爽やかに割り込んで、セクハラ撲滅運動をしてくれるっていう大逆転劇があったと仮定した際の今後の青写真について説明させていただきますと、坂口健太郎を全国に配置し、世の平和に寄与したく存じます。
41. バレンタインの朝※
若手女子社員が、次々直属の上司とかにチョコを渡しに行く中、役員の席に行ったら、バレンタイン?って感じでいつになく笑顔を向けられたんだけど、容赦なく「今週中に確認お願いしますね」って分厚い報告書を渡し。お返ししなきゃって気を遣わせない優しい部下をもってよかったね〜と思い、悪びれず席に戻ったら※。
その様子を見ていた隣の席の坂口健太郎が「先輩、意外と容赦ないですよね笑 そういうところ、僕はすきですけど」って言い出すから、「私、上には厳しいけど後輩には甘いよ?はい、あげる」ってブラックサンダーを差し出し、「一瞬どきっとしたのに、先輩やっぱ容赦ない」って苦笑いして俯いた坂口健太郎の膝に「これでも容赦ないって言う、、、?」って格調高い小箱を置く麗しきバレンタインが平成のうちに訪れなかったの、なんで。
42. 本屋さんの開拓※
最寄駅の駅近の本屋さんは、23時まで開いていて、私の荒んだ心を浄化するだいすきな憩いの場なんだけど、来月頭になくなるって聞いて、本当に悲しくて※。
でも、同期の坂口健太郎とお昼ごはん食べてる時にその話をしたら、「じゃあお気に入りの本屋さん、一緒に見つけようよ」って言われ、浮き足立って午後の業務に集中できなくなりたい。
43. 待ち人来たる金曜日※
上司に「この書類早く確認してくださいね?」と詰め寄り、なぜか「すみません」と謝られて席に戻ったら※、坂口健太郎が隣で笑いを噛み殺してて「まだいたの?もう遅いし、金曜なんだから帰りなよ」と声をかけたら「先輩と一緒に帰りたくて勝手に残ってるんで、ほっといてください」と返され、脳内に♪ありがとうーって伝えたーくてーってメロディが流れてくるなら、金曜の残業も厭わないけど?って気持ちだよ、こんばんは🌝
44. どんなお土産よりも※
たっぷり仕事を振ってきた上司が広島に帰省するっていうから「もみじまんじゅう食べたい、レモンケーキもすき🍁🍋」とすかさず主張したところ、箱でくれた〜美味しい嬉しい最高〜☺︎ってるんるんしてたけど、明日の朝一でこれよろしく因みに自分は休みですってメールを受け取り、oh...とはっさくゼリーと尾道プリンを追加注文したい気持ちになってたところで※、坂口健太郎が「どこにも旅行行ってないけど、先輩にあげたくなったんで買っちゃいました」ってメロンゼリー支給してくれるシチュエーションがあれば2019年下半期の幕開け最高にハッピーじゃない?
45. 新作ドラマ「花の色は」(略称は、ハナイロ。主題歌はaiko)
先月から、お花屋さんで働き始めた。毎週金曜日にやって来る吉岡里帆に花言葉を色々教えているんだけど、密かに気になってる同窓生の坂口健太郎と二人で出汁巻き玉子がやたら美味しい大衆居酒屋で飲んでたら、TVに映るあいみょん横目に「マリーゴールドの花言葉が絶望って、昨日初めて知ったんだよね」と言われ、(あれ、昨日吉岡里帆が買ったお花って、、)と瞬時に察し、葛藤が渦巻く土曜日の夜。
勇気を振り絞り、帰りの電車の中で坂口健太郎に「ねえ彼女ってどんな人?」ってLINEメッセージを送ったら即座に「マーガレットみたいな子」と返答があり、(朗らかなあの子にぴったりのお花じゃん)と予想が確信に変わった帰途。空を見上げながら、モノローグ(お花はカラフルなのに、私の心はなんで真っ黒なんだろう)。
築20年のアパートの扉をがちゃんと開けると、目に入るのは、窓際に飾っているマーガレット(拡大で映される)。よりによって、私もマーガレットが一番好きなお花だったのだ。因みにマーガレットの花言葉は、心に秘めた愛(画面右下に小さめポイント明朝白字で文字表示)。
肩を落として冷蔵庫から缶ビールを取り出し、床に座り込んでラジオをつけたら、あいみょんのマリーゴールドが流れてきて(こういう時だけ、無駄にタイミングいいんだから)「やんなっちゃう」と言いながら一人飲み開始。そしたら電話がピピピって鳴り。
私「はい」
お花屋さんの店長「悪いんだけどさ〜今日クローズの新人がこなくて〜来てもらえないかな?」
こんな日に一人じゃなくて良かったと思い、颯爽とお花屋さんへ向かう道中、部屋着で仲良くコンビニに向かう坂口健太郎と吉岡里帆を目にしてしまう。
もう諦めなきゃ、忘れようと思って仕事に没頭する私。そんな私の仕事ぶりをずっと傍で見ていた店長の高橋一生がアガパンサス(花言葉:恋の訪れ)をくれて、新たな道を歩み始める。
気持ちを漸く切り替えた頃に、お店にふらっと現れる坂口健太郎。私は何食わぬ顔で白いゼラニウム(花言葉:私はあなたの愛を信じない)を売り、冷めたように思われた恋心。
でもある日、英語の勉強をしている時、本棚から久々に取り出した分厚い辞書を開いたら、マーガレットの押し花が出てきて、心の奥底に秘めた想いに気付いてしまう。
最終回。吉岡里帆と別れて必死に花言葉を勉強した坂口健太郎が、黄色のヒヤシンスを「本当の気持ちに気付いたから、これ」と渡してくる。驚きつつも「私も」って静かに微笑んで、🌼花言葉:あなたとなら幸せ🌼と書かれたPOPがアップで映り、ハッピーエンドで終わる。因みにエンディングロールにちらっと映る店長の高橋一生は、ブライダルベール(花言葉:幸せを願っています)を店頭に並べながら穏やかに笑っているから、本当に人格者。
なんていう、花言葉が鍵を握るドラマが放送される日を心よりお待ちしております。