尊厳:LGBTの方のお葬式・お墓の問題
真剣に考えなければならないLGBTの方の弔い
先日、お寺さんが集う会に参加をさせて頂いた時のテーマが「LGBTカップル」の最後の弔いについて。
この課題絶対に社会として向き合わなければならない。
男性か女性かで「戒名は微妙に違う」
細かい話かもしれないが、位牌の戒名を見ると、生前に「男性か女性か」で戒名が若干変わる。しかしLGBTの方の場合はどうなるのか?
戒名で無理やり男性か女性かを区別をしなければならないのか?
これらに法的なものはもちろん存在しない。
LBGTパートナーに不利な現実:相続やお墓に影響
お亡くなりになった後の相続やお墓にも影響が及ぶ。
本人が亡くなった際、長年連れ添ったLGBTパートナーより、疎遠であった親戚に相続権が及ぶ。
確かにパートナーではあるが、戸籍上は家族ではないということになってしまうからである。
せっかくパートナーで財産を築いたとしても、遺産相続の権利は基本LGBTパートナーには存在しない。亡くなった方が法律に沿った遺言で残しておかなければ、パートナーには相続をする権利は無くなってしまう。
エンディングノートに残しておくくらいでは、権利は全く主張できない。
お墓の問題も深刻である。
親戚より、LGBTの方を一緒の先祖代々のお墓に入れたくないと言われてしまうことが現実に起きている。
別でお墓を準備をするのか、もしくは「しかたなく海などへの散骨」を希望する方が多い。
ここ数年でお墓をもたずに、海などへ撒いて欲しいという散骨という選択も広がったが
、本人や家族が希望する「前向きな散骨」とは全く意味合いが違う。
生前の人間関係の問題・考え方の問題でこうなってしまっていることが現状である。
終活だけの課題ではない。社会全体の問題としてサポートをしなければならないと強く感じている。
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