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【葬儀業界の繁忙期?】冬の季節の葬儀事情とは?

先日1月6日、東京では4年ぶりとなる大雪警報が発令し、積雪も多いところで10センチ以上観測されました。

それだけ、日本列島で真冬の寒さが続いているということになりますが、実は冬の季節は亡くなる方が増える季節とされており、葬儀業界においては「繁忙期」と呼ばれています。

冬の季節の葬儀について、どのようなところが「他の季節の葬儀と異なるのでしょうか?」

例年、「冬に亡くなる人」が多い

冬の季節は亡くなる人が他の季節と比べ増加すると言われております。

他の季節と比べ、冬の季節には「心疾患」や「肺炎」による死亡者数が増加し、一説ではこの理由で死亡数が増加する原因とも推測されます。

そして、寒暖差による血圧の変化も影響していると考えられます。

※下記リンクも参考(ニッセイ基礎研究所)夏より冬の方が死亡率が高い

葬儀場・火葬場が混雑する

死亡人口が増えると当然ながら、お葬式を行う葬儀場や火葬場の予約が多くなります。

これらの施設の予約数が増えるということは「お葬式を行うまでの日数が長くなってしまう」ということになります。

地方では1日〜2日もあればお通夜・お葬式を行うことが出来ることが多いですが、東京・横浜などの特に人口の多い都市部では、4日〜10日ほど火葬場の予約が取れない場合もあります。

2021年〜2022年の冬を迎える中、関東地方の多くの葬儀関連会社より、「特に横浜市の火葬場の予約がなかなか取れない」と言われておりました。

死亡人口と火葬場数のミスマッチが起こっている現状の中、さらに死亡数が増えることで葬儀の日程が後ろ倒しになっている現状があります。

年始は火葬場が連休となり、直ぐに葬儀が出来ない

火葬場は毎日稼働を行っている施設ではなく、年末年始は連休になってしまうことが多い施設です。

火葬場は各地域で運営形態が異なり、日本のほとんどの地域の場合「公営」の施設となりますが、東京23区では民営の火葬場が主流です。

地域によっては「1月1日のみ休み」という火葬場もありますが、正月三が日を休みとする火葬場もあり、この期間は火葬の予約が出来ないため、葬儀までに日にちが必要になります。

交通機関に影響があり、葬儀に出席出来ない場合もある

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今回の東京での雪のように、天候の影響で葬儀に出席が出来ない場合もあります。

予定をしていた電車・飛行機の便が欠航になってしまうこともあります。

特に雪などに慣れていない地域の大都市では交通機関がマヒをしてしまい、葬儀場まで時間通りにたどり着けないこともあります。

実際に今回の東京での大雪の影響は、葬儀場まで時間通りにたどり着けない方もいらっしゃいました。

冬の期間は葬儀業界は忙しい期間となります。

葬儀関連企業に勤められている方、取引先に葬儀社が多い企業では、忙しい毎日を送られている方も多くいます。

お葬式を行わなければならないご遺族、お葬式のお手伝いをする葬儀関係者の方がこの冬も無事に終えることが出来るように願っております。


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