【日記】2023.06.18
私はどうやら、歯磨きが苦手らしい。
というか、下手なのだ。
3回に1回くらいは、なぜか口からこぼれる。
歯磨きをするのは、気持ちよくて好き。
口から溢れてこなければ、
どれだけでも続けてられそう。
歯磨き好きの私なのに、歯磨きが下手。
こんなに切ない片思いがあるだろうか。
なぜ口からこぼれてくるのか?
それほどまでに口がユルユルなんだろうか。
よそ見をしている訳でもないし、
他のことをしながら片手でやってる
とかいう訳でもない。
並列して同時に何かをすることが苦手で
ひとつのことしか出来ないため、
歯磨きだけを熱心にやっている。
なのに…何故?
なんなら、20回に1度くらいのペースで
ハブラシが落下したりする。
どう考えても脳みそと手・口が
上手く伝達出来てないとしか思えない。
そりゃあ、歯磨き以外してないけど
頭の中では考え事とか空想とか
多少はしてますよ。
意識がそっちに行っちゃって、
わたし本体から抜け出てしまうのだろうか…
でも考え事どころじゃなく、
家事しながらとか 他の動作をしながらとか
歯磨きしている人もいる。
その人たちは、溢れてこないのだろうか?
羨ましい限りである。
先日、芦田愛菜ちゃんの本エッセイ
「まなの本棚」という作品を読んだ中で、
“仕事に学校と忙しい中でどうやって読書の時間を確保しているのか?”
という質問に対して
“1ページでも多く読みたいから、隙間時間を見つけたら本を開いちゃいます。
朝、学校に行く準備が終わって学校に行くまでの間とか、歯磨きの間とか。”
と、こんな感じのことを答えていた。
愛菜ちゃんも歯磨きに愛された側の人間だった。
もちろん、こんなに努力して本を読むなんて
本当に本が好きなんだな。
自分の好きなことをするために、
きちんと時間配分を考えているんだな、偉いな。
というようなことも思った。
彼女の纏う雰囲気や知性は、
彼女の努力で培われて来たんだなあ、と
尊敬の念を抱いたのはもちろんだけど
「歯磨き中に本を読んでも溢れないの?!」
と羨ましい気持ちになったのも本当だ。
かたや、歯磨き一筋で歯を磨いても
3回に1回のペースで口から零している私。
かたや、読書しながらいくらでも歯を磨ける芦田愛菜ちゃん。
この差は何なんだろう。
少しだけ、切なくなってくる。
あと、歯磨きといえば
毎日毎日 歯を磨いて、歯が擦り切れないか?
と心配になったこともある。
これは多分、みんなが一度は通る道だと思うのでここで明確に否定しておく。
歯は、歯磨きでは擦り切れません。
ご安心を。
以前、歯磨きが好きなあまり、
このまま毎日歯磨きしていたら
歯が擦り切れて無くなっちゃうんじゃ…?
と心配になった私。
まずは手っ取り早く父に聞いてみた。
答えはこうだ。
「ならんよ」
娘が歯を失うかも、
と本気で心配しているのに4文字。
もう少しサービスしてくれてもいいんじゃないかと思うところではあるが、まあいい。
どうやら父によると、歯磨きで歯は擦り切れないとのことだ。 良かった。
でも待てよ、父は何も医師の資格を持っている訳でも、歯について詳しい訳でもない、ただの笑顔が可愛い穏やかおじさんだ。
信じて良いのだろうか?
将来、もし歯が擦り切れたときに後悔しても
遅いんじゃないだろうか?
と、言うことで 看護師をしている友人にも
話を聞いてみた。
まさか、成人女性の友人から
「歯磨きのしすぎで歯が擦り切れたらと思うと怖いんだけど、大丈夫かな?」
などと本気で相談されると思っていない友人は
初めは冗談かと思い
「ふざけたこと言うなよ〜笑」みたいな
テンションだったが、
私が真剣な顔をしているのを見て
本気だと悟ったのか、優しく教えてくれた。
「ふうちゃん。歯磨きで歯は擦り切れんよ。」
やはり!!! やはり、大丈夫そうだ!
父が言っていた通り、歯磨きのしすぎで歯を失うことはどうやら無さそうだ。
良かった…。
この後、もう1人看護師をやっている友人にもきいたけれど、答えは一緒だった。
ということで、もう一度言うね。
歯磨きのしすぎで歯が擦り切れるんじゃないかと不安で夜も眠れない 同志の皆さん、朗報です。
歯磨きでは 歯は、擦り切れません。
やったね!!!
これからも歯を大事に、
時折 口から歯磨きを零しながら
頑張って生きていこうと思う。
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