待機
「感動葬儀。フューネ」です。
辞書によると「待機」とは準備をととのえて機会の来るのを待つこと。
と定義をされています。
どのような仕事においても「待機」があるのですが、特に葬儀社の
仕事には「待機」の仕事が多いのです。
葬儀そのものは基本的に「待ち」の仕事です。
葬儀の件数を増やす為にバーゲンセールをしても効果はありませんし、
一件一件訪問販売をしても葬儀の仕事が増えるということが
ないからです。
人が亡くなり、初めて葬儀社に対しての需要が生まれるという性質上
「待機」という仕事の役割は大きいのです。
夜間の仕事は基本的に「待機」であり、一晩中続くのです。
夜間の当番の社員は仮眠中でも、すぐに出動が出来る体制を
とっています。
準備を常にしておくことは最早当たり前なのですが、待機時間に
何をして過ごすかということがその人の成長にとっても大きな影響が
あります。基本的に「待機」の仕事中には人とのアポイントメントを
入れることができないのです。葬儀の依頼がきてしまったら約束を
反故にしてしまうからです。
それでもうまく行動をすれば、お客様とのお会いする時間は
作れますし、他の仕事をすることもできます。
葬儀の仕事は半分が「待っている」状態だと言っても過言ではないと
思います。待ち時間というものは退屈であるのですが、テーマパーク
での待ち時間が気にならないような工夫があるように、葬儀社も
待ち時間をいかに有意義に過ごすかで業績も大きく変わって
くるのです。