戒名と俗名
「感動葬儀。フューネ」です。
日本人の宗教感の中で、死後の世界で生きていく為に戒名をつける
という習慣があります。
現状では多くの人はお寺様にお願いして何らかの戒名を頂いて
いるのが、実際のところです。
しかしながら、「本当に戒名は必要?」
と疑問を抱く人が増えていることも事実なのです。
端的に言えば戒名を頂くということは「仏教徒になる」ということ
なのですが、その意味合いも解らずに戒名を頂いている方々に
とって「戒名は必要?」という疑問に繋がってしまう訳なのです。
あの世が本当にあるのかと疑念を抱いている方々にとって
「戒名は必要なのか?」
という疑問は当然のことのように思います。
宗教家の説明が足りない・宗教家の話を聞かない・宗教家を信じて
いない方々はいわば、戒名のことがよくわからない状況で要る・
要らないの判断をしてしまっているのです。
一方、俗名(ぞくみょう)とは生前名乗っていた名前のことであり、
通常お亡くなりなられると位牌にはフルネームで記載をします。
お寺様に葬儀を依頼する時に、あえて戒名を付けずに「俗名」で
お葬式をされるケースは年々増えています。
言ってみれば、戒名をつけるかどうかは皆さまの自由です。
本来、仏教徒である人が頂く戒名ですが、とりあえず葬式は
お寺様に読経をあげていただこうと思っている方々が圧倒的に
多い今日において、仏教徒であるという意識の無い方に
「戒名は絶対に必要」と押し付けることは戒名の本質からも
外れているのです。
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