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【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第21節 GAME2 群馬vs北海道
GAME1のマッチレビュー
ロスター
群馬クレインサンダーズ
⚡️𝑻𝒐𝒅𝒂𝒚'𝒔 𝑹𝒐𝒔𝒕𝒆𝒓⚡️
— 群馬クレインサンダーズ (@gunmacrane3ders) February 9, 2025
0 𝑌𝑢𝑚𝑎 𝐹𝑢𝑗𝑖𝑖
1 𝐾𝑜ℎ 𝐹𝑙𝑖𝑝𝑝𝑖𝑛
3 𝑀𝑖𝑐ℎ𝑎𝑒𝑙 𝑃𝑎𝑟𝑘𝑒𝑟
4 𝑇𝑟𝑒𝑦 𝐽𝑜𝑛𝑒𝑠
8 𝐴𝑙𝑙𝑒𝑛 𝐻𝑎𝑐ℎ𝑖𝑚𝑢𝑟𝑎
9 𝑁𝑎𝑜𝑡𝑜 𝑇𝑠𝑢𝑗𝑖
11 𝐾𝑒𝑛𝑔𝑜 𝑁𝑜𝑚𝑜𝑡𝑜
14 𝑇𝑒𝑟𝑢 𝑆𝑢𝑔𝑎𝑤𝑎𝑟𝑎
16 𝐾𝑒𝑛𝑛𝑦 𝐴𝑠𝑎𝑛𝑜
25 𝐾𝑎𝑙𝑒𝑏… pic.twitter.com/Kyfxm8sJ2H
レバンガ北海道
【お知らせ】
— レバンガ北海道 (@levangakousiki) February 9, 2025
本日 #13 阿部竜大選手、#24 鈴木悠介選手はエントリー外となりますのでお知らせいたします。
スタメン
群馬クレインサンダーズ
⚡️𝑺𝒕𝒂𝒓𝒕𝒊𝒏𝒈 𝟓⚡️
— 群馬クレインサンダーズ (@gunmacrane3ders) February 9, 2025
𝟎 𝐘𝐮𝐦𝐚 𝐅𝐮𝐣𝐢𝐢
𝟖 𝐀𝐥𝐥𝐞𝐧 𝐇𝐚𝐜𝐡𝐢𝐦𝐮𝐫𝐚
𝟗 𝐍𝐚𝐨𝐭𝐨 𝐓𝐬𝐮𝐣𝐢
𝟐𝟓 𝐊𝐚𝐥𝐞𝐛 𝐓𝐚𝐫𝐜𝐳𝐞𝐰𝐬𝐤𝐢
𝟑𝟐 𝐉𝐨𝐡𝐚𝐧𝐧𝐞𝐬 𝐓𝐡𝐢𝐞𝐦𝐚𝐧𝐧#バスケットLIVE で配信📡https://t.co/IsRejJ6moI#群馬クレインサンダーズ #THEONE #Bリーグ… pic.twitter.com/NJmuhIZfwx
レバンガ北海道
Today's Starting5
— レバンガ北海道 (@levangakousiki) February 9, 2025
1 #関野剛平
2 #ドワイト・ラモス
4 #寺園脩斗
5 #ライアン・クリーナー
40 #トーマス・ウェルシュ
Today's Entry
6 #菊地広人
7 #中野司
14 #星野京介
15 #島谷怜
18 #内藤耀悠
25 #テリー・アレン
34 #盛實海翔
66 #松下裕汰
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON 第21節… pic.twitter.com/VAvAs8XidF
試合結果とボックススコア
1Q 群馬 18-17 北海道
2Q 群馬 31-46 北海道(群馬 13-29 北海道)
3Q 群馬 56-57 北海道(群馬 25-11 北海道)
4Q 群馬 73-68 北海道(群馬 17-11 北海道)
試合展開
両チーム共にGAME1と同じスタメン。マンツーマンで守り合う中、八村の3ptにより群馬が先制し、そこから2ptずつ打ち合う展開へ。北海道のフィールドゴールは寺園、クリーナーの2ptが中心となり、スローペースで進む中、1Q後半には群馬は細川が3ptを決める。その後の保持局面が続かない群馬に対し北海道が先行するも、3tdユニットにおいては細川、ティーマンの連続3ptに加え、ジョーンズが終了間際のファールドローによるフリースローを決めて、群馬がリードチェンジ。群馬の1点リードで2Qへ。
リードチェンジは果たしたものの、2Qも保持局面の連動性が上がらない群馬に対し、北海道は菊地の2pt、3ptでの連続得点によりリードを奪い返す。ファールドローから北海道のチームファールを積み上げた群馬だが、保持局面においては得点が固まることに。2Qの北海道は、アウトサイドシュートのタッチが上がり、島谷、盛實、クリーナーが次々と3ptを沈めて、リードを二桁点差へと広げることになる。
オフィシャルタイムアウトを挟み、ディフェンスを3-2のマッチアップゾーンに切り替えた群馬に対し、北海道は中央からの島谷のペイントタッチによりインサイドを打開。次のポゼッションでは、クリーナーがウィングから3ptを沈めるなど、in-out両面においてリズム良くオフェンスを展開する。右45°起点の北海道のオフェンスが機能し、15点のリードを奪うことに。群馬はティーマンとのコンビネーションから、ジョーンズが3ptを決めると、ディフェンスはフルコートプレスを仕掛けつつ、ハーフコートでのマッチアップゾーンを継続。しかしながら、北海道は盛實の連続3ptによりリードを着実にキープし、15点リードで折り返す。
後半の群馬は、スタメンから藤井、細川、ジョーンズ、パーカー、ターズースキーへとユニットを切り替え。北海道は負傷のラモスに替わり盛實が入るラインナップで臨む。ディフェンス強度の高い入りとなり、ファストブレークから群馬がジョーンズのバスケットカウントで先制。群馬はジョーンズをボールホルダーとして、ターズースキー、パーカーのインサイドアタックをオフェンスの起点へ据え、リムに近い位置での試投から追い上げを図る。
一方の北海道は、寺園が90°からの3ptを連続で沈めるなど、アウトサイドシュートをメインとする。群馬は、ノーチャージエリア付近で特に激しくコンテストするディフェンスを徹底。保持局面において、ターズースキーのバスケットカウントにより一桁点差へ迫ると、続く八村、藤井の3pt試投は落ちるも、ターズースキーがオフェンスリバウンドから獲得したフリースローを決めて7点差へと猛追。
群馬はここからディフェンスをオールスイッチに切り替え、ノースリーを第一としたディフェンスを敷く。攻→守へのポゼッション切り替えにおけるインバウンズにおいては、フルコートプレスを仕掛ける群馬に対し、北海道は保持局面が停滞し、攻めあぐねる時間が続く。クリーナーのディープスリー以外の得点が続かず、群馬はファールドローからフリースローで追い上げる一方、3Q終盤には辻が2pt、3ptを連続で沈め、北海道の1点リードで4Qへ。
4Qは開始からハードに守り合う展開となり、両チーム共に3分以上得点が動かない立ち上がり。群馬は再び保持局面が停滞し、寺園がペリメータージャンパーを沈めて北海道が先制するも、北海道もフィニッシュ局面に苦しみ、試合はスローテンポとなる。細川のペリメータージャンパーが決まり、北海道の1点リードでオフィシャルタイムアウトを迎えると、明けの北海道のオフェンスにおいて藤井がスティールによりターンオーバーを誘発させることに。直後の群馬ポゼッションでは、その藤井が4点プレーを成立させて、群馬がリードチェンジに成功する。
北海道は盛實のペネトレイトにより反撃すると、残り1分の場面では寺園がトップから3ptを沈めて再びリードを奪い返す。だが群馬はすぐさまジョーンズが同じ位置から3ptを決め返し、リードチェンジの応酬に。盛實がリムアタックから獲得したフリースローを揃えて北海道が同点とするが、ジョーンズがペネトレイトでまたもや即座にリードを奪い返すと、ここからのファールゲームをクローズした群馬が勝利。
バイウィーク前の21節は、群馬がホームで連勝した。
雑感
1Qから北海道がリードした展開。群馬は1Q終了間際に一時リードチェンジに成功するも、2Qはチームでの3ptを7本沈めた北海道が突き放し、最大16点リードを得るなど、主導権を掌握。
3Qの群馬は、7本のフィールドゴール成功の内、4本をペイントエリアから、2本を3ptで沈めるなど、ペリメーター試投は捨てて得点期待値の高いショットセレクションを選択し、猛追。北海道は3pt以外のフィールドゴール試投を全て失敗するなど苦しい3Qに。
4Qはディフェンスを締め直した北海道が盛り返しつつ、要所でのディフェンスから奪ったポゼッションで藤井が4点プレーを成立させるなど、群馬が反撃。紙一重の勝負を制することとなった。
前半の群馬は、特に3ptライン付近でのディフェンスがやや緩慢となり、盛實の連続3ptを許すなど、ディフェンスから崩れることに。後半の立て直しこそ成功したものの、バイウィーク後へ向けて課題は残した印象である。
気になったオフェンスのムーブ紹介
初めての試みですが、オフェンスムーブの紹介をしたいと思います。
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1Q残り3分35秒の場面。局面は群馬のオフェンスで、黒が群馬、緑が北海道。群馬のボールハンドラーは細川(SG)でハンドオフはターズースキー(C)、ディフェンスは島谷(PG)とクリーナー(C)のシチュエーション。
エンドライン沿いに、ジョーンズ、パーカー、フリッピンが待機し、3ptラインの後方へ大きなスペースを作ってスタート。ボールをターズースキーへ預けた細川はターズースキーのハンドオフに対して大外からカット。そのままキャッチ&シュートで3ptを沈める、というシンプルなムーブである。
このオフェンスのムーブの肝は、局所的な2対2を作り出している点。ボールに関与しない3人がエンドライン側に北海道のディフェンスを引き付け、2(細川&ターズースキー)対2(島谷&クリーナー)の状況を作り、ハンドオフからフリーになった細川が3ptを成功させることとなった。
シンプルながらも効果的なスペースメイクの一例でした。
お読みいただきありがとうございました!
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