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【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第8節 GAME2 群馬vs三河


GAME1のマッチレビュー

ロスター

群馬クレインサンダーズ

シーホース三河

スタメン

群馬クレインサンダーズ

シーホース三河

試合結果とボックススコア

1Q 群馬 10-22 三河

2Q 群馬 37-38 三河(群馬 27-16 三河)

3Q 群馬 55-56 三河(群馬 18-18 三河)

4Q 群馬 68-78 三河(群馬 13-22 三河)

試合展開

群馬はジョーンズが脳震盪で欠場。スタメンは八村→細川の変更を加えた群馬と、同じメンバーの三河。

群馬はターズースキーのダンクで先制するが、立ち上がりの三河はペイントエリアでの積極的なショットアテンプトを増やし、オーガストがフリースロー、リムアタックで得点してリズムを作る。西田が3ptを撃ち抜くと、インサイドでは1on1からガードナーがバスケットカウントを決め、次のポゼッションでは須田が3pt、その次は久保田がペネトレイトするなど、中と外から交互に、三河がリズム良く保持局面を展開。1QはGAME1に引き続き、三河が先行する。

群馬はターズースキー、ティーマンが早々に個人2ファールを喫したことから2人をベンチに下げ、1Q後半にはパーカーをセンターとするスモールラインナップのセカンドユニットを組み、ディフェンスにおいては2-3ゾーンを敷く。ゾーンディフェンスの強度を高く保った群馬は、三河の保持局面に対しては一定のスローダウンを成功させる一方で、自らの保持局面にでも得点が止まることになる。1Q終盤には、群馬がオンザコート0の編成を敷く時間を経て、三河が12点をリードし2Qへ。

2Qは、引き続きセカンドユニットを送り出した三河と、パーカーのオンザコート1でスタートした群馬。藤井のバスケットカウント、コーナースリーで保持局面を立て直した群馬に対し、保持局面でのファールはドローするも得点のペースが落ちる三河。群馬はフルコートプレスをかけながら、一桁点差内で試合は推移。三河もハーフコートで2-3ゾーンを敷くと、お互いの保持局面が停滞する流れとなる。

群馬はターズースキーをコートへ戻すと、プットバックからバスケットカウントを決める。三河はスローダウンした展開の中で、西田の3pt、ガードナーのプットバックで得点を繋ぎ、リードチェンジこそさせないものの、群馬は藤井がカッティングからのレイアップ、ロングツーが決め、一桁点差で粘る時間が続くことに。ティーマンをコートへ戻すも、早々に3ファールを喫し、すぐさま下がる苦しいタイムシェアを強いられる群馬であったが、連動性の高いフルコートプレスを見せると、三河のフロントコートへのボール運びを苦戦させることに成功する。

2Q終盤、三河の得点が停滞する一方で、ファストブレーク、フリースローで加点した群馬が追い上げを見せていく。群馬は、ハーフコートディフェンスにおいて90°でのブリッツからボール奪取を連発すると、辻の3ptで1点差まで迫ることに。三河はレイマンの3ptで返すも、群馬は藤井がすぐさま3ptを返し、2Qで追い上げた群馬が1点のビハインドで前半を折り返す。

3Qはスタメンに戻した三河と、スタメンからティーマン→パーカーへ変更したメンバーを送り出した群馬。お互いに帰陣を早くハーフコートで守りながら、オーガストのゴール下、ターズースキーのプットバックなど、ペイントエリアでの応酬が続く。ガードナーがバスケットカウントを決めると、先にフルコートプレスを仕掛た三河が、オーガストのファストブレークで抜け出すことになる。

三河リード。そして両チーム共にアウトサイドシュートが無い展開のまま、オーガストのスピンムーブ、辻のバスケットカウントで2ptを応酬。ティーマンとの合わせからターズースキーがゴール下を仕上げると、次のポゼッションではスクリーンプレーからの3ptを辻が決めた群馬は、リードチェンジに成功。三河は西田のフリースローですぐさまリードを取り戻すが、群馬はオフェンスリバウンドからティーマンがこの試合初得点を決めて逆転すると、ここから試合はクロスゲームに。群馬は2ptずつ加点し、対する三河はレイマンが連続で3ptを決め、3Qは互角の展開。三河の1点リードで4Qへ。

4Qは、長野のアシストからガードナーの得点で三河が先制。群馬はティーマンがバスケットカウントを決めると、お互いにディフェンスから保持局面を止めながら、三河はガードナー、群馬はティーマンが得点を応酬する拮抗した展開に。両チーム共にアウトサイドシュートが落ちる流れの中で、三河は長野がオフェンスを動かしながら、角野がコーナースリーを決めた三河が前に出ることに。

タイムアウトを挟み、切り替えを図りたい群馬であったが、明けの群馬の保持局面を三河が止めると、長野がアシスト性のパスをゴール下、エンドライン沿いのスペースへ次々と供給しながら、自らも3ptを沈める大車輪の活躍を見せ、三河が突き放すことになる。三河が10点をリードしてオフィシャルタイムアウトへ入ると、直後の群馬の保持局面を守りきった三河はクローズモードへ。ターンオーバーを応酬する展開の中、三河が長野の堅守からオーガストがファストブレークを見せ、リードを縮めさせない巧みなゲームコントロールを見せていく。

群馬は藤井、ティーマンがタフなペネトレイトを決めるが、三河は要所で再び3ptを沈めた長野がゲームを支配し、危なげなくクロージング。

GAME2は68-78で三河が勝利。第8節は1勝1敗、2戦合計スコア155-155でゴールディファレンスは0という競った内容で、群馬と三河が分けることとなった。

雑感

ジョーンズが脳震盪により欠場した中、群馬としては最優先に抑える必要があったターズースキー、ティーマンの個人ファールが1Q早々にかさむ、苦しい展開に。

キープレーヤーがファールトラブルに陥ったことで、前半は耐える時間を余儀なくされた群馬であったが、パーカーを含むオンザコート1、またオンザコート0の時間を作りながら、ゾーンでの徹底したローテーションにより三河の保持局面を停滞させ、12点差からほぼイーブンまで追い上げるなど、2QにおいてミリングHCの真骨頂の一旦は見られることとなった。

三河としては、3Q終了時点でリードを死守したことが、まず一つ大きなポイントに。4Qハンドラーとしてのドライブからの展開、バックドアカットに対するリードパスの供給、要所での3ptを沈めた長野キープレーヤーとなり、三河の保持局面を牽引。司令塔が勝負所で違いを作りGAME1のリベンジに成功した。

B1はここからバイウィークを挟み、11月末に再開見込み。しばしであるが過密日程のリフレッシュをして、再開へ向けての準備に備えて欲しいと思う。

選手、スタッフ、ステークホルダー、ファン各位、いったんお疲れ様です!

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