【マッチレビュー】第100回天皇杯 2次ラウンド 群馬会場 DAY2 2024.9.22 群馬vs八王子
ロスター
群馬クレインサンダーズ
東京八王子ビートレインズ
※ボックススコアを参照ください。
スタメン
群馬クレインサンダーズ
東京八王子ビートレインズ
ボックススコア
試合結果
1Q 群馬 36-21 八王子
2Q 群馬 58-38 八王子(群馬 22-17 八王子)
3Q 群馬 79-61 八王子(群馬 21-23 八王子)
4Q 群馬 99-74 八王子(群馬 20-13 八王子)
試合展開
パーカーの連続得点で先制した群馬が、序盤から主導権を握る。藤井が3ptを決めたことを機にスペーシングを広く取る群馬は、空いたペイントエリアをターズースキーが突き、外-中の順にリズムを作り出していく。八王子はサリバンのドライブを起点に、大城、伊藤が3ptを沈めるなど、前日に引き続きコーナーからのスリーで得点を重ねるが、群馬のオフェンスに対してはやや後手に回り、1Qは群馬に15点のリードを許すことになる。
2Qはティーマンのon1のラインナップで、引き続き広めのスペーシングからオフェンスを構築する群馬が、優位に試合を進める。八王子はギル・ジュニアがファストブレークを繰り出しつつ、ハーフコートにおいては髙岡、ギル・ジュニアが3ptを決めるなど、高確率のアウトサイドシュートを軸に得点。群馬は、藤井が前半だけで16得点を決めるなど気を吐き、20点差で試合を折り返す。
後半は伊藤の3ptで先制する八王子が、引き続き外角のシュート主体のオフェンスを仕掛ける。群馬はティーマンをセンターに据えて、5outの連携を確認。そのティーマンはコーナースリーを決め、引力の高さを見せることに。ジョーンズのアンスポーツマンライクファールなどで八王子が一時、点差を詰めるも、群馬はターズースキーを投入し、彼のリンクアップからバックコート陣のカッティングによるペイントアタックを増やすなど、ユニットの特色を存分に引き出すオフェンスを見せ、リードを再び広げていく。
4Qはターズースキーのon1で3-2ゾーンを敷く群馬が、危なげなく試合を進める。時折、八王子がエンドライン沿いのランで群馬のディフェンスを崩す場面を作るが、4Q後半、ターズースキーをティーマンへ替えてon1を継続した群馬は、オフェンスのスペーシング、ディフェンスの受け渡しを徹底して確認しながらゲームをクローズ。
最終スコアは99-74で群馬が勝利し、明日の6回戦へと歩を進めることとなった。
雑感
群馬は、ハーフコートオフェンスを重視するミリングHCのスタイルに忠実なバスケを展開。オフェンスでは間隔を広くとるスペーシングへの高い意識が見られた内容となった。
前日に公式戦デビューを果たしたティーマンは、22分28秒の出場で、18得点10リバウンド4アシストを記録。まとまったプレータイムの中で、順調にチームへアジャストする作業を進めることが出来た印象である。
八王子としては、カテゴリーに差がある中、前半は50%近い3FG(最終的に38.2%)を記録するなど、高精度なアウトサイドシュートを武器にアップセットに挑むも、ペイントエリアで強固なディフェンスを見せた群馬に対し、2FGが40%を下回るなど攻略には苦戦。善戦するも、カテゴリーの差を覆すクリティカルな決定打は欠くことになった。
前半だけで16得点を記録するなど、徐々に本領を発揮し始めた藤井を筆頭に、新戦力のフィッティングも進む群馬。疲れが残る中ではあるが、明日の6回戦へフォーカスしていって欲しいと思う。
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