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【マッチレビュー】第100回天皇杯 3次ラウンド 宇都宮vs群馬
ロスター
宇都宮ブレックス
※ボックススコアを参照してください。
群馬クレインサンダーズ
⚡️𝑻𝒐𝒅𝒂𝒚'𝒔 𝑹𝒐𝒔𝒕𝒆𝒓⚡️
— 群馬クレインサンダーズ (@gunmacrane3ders) December 4, 2024
0 𝑌𝑢𝑚𝑎 𝐹𝑢𝑗𝑖𝑖
1 𝐾𝑜ℎ 𝐹𝑙𝑖𝑝𝑝𝑖𝑛
3 𝑀𝑖𝑐ℎ𝑎𝑒𝑙 𝑃𝑎𝑟𝑘𝑒𝑟
4 𝑇𝑟𝑒𝑦 𝐽𝑜𝑛𝑒𝑠
8 𝐴𝑙𝑙𝑒𝑛 𝐻𝑎𝑐ℎ𝑖𝑚𝑢𝑟𝑎
9 𝑁𝑎𝑜𝑡𝑜 𝑇𝑠𝑢𝑗𝑖
11 𝐾𝑒𝑛𝑔𝑜 𝑁𝑜𝑚𝑜𝑡𝑜
13 𝑀𝑎𝑡𝑡ℎ𝑒𝑤 𝐴𝑞𝑢𝑖𝑛𝑜
25 𝐾𝑎𝑙𝑒𝑏 𝑇𝑎𝑟𝑐𝑧𝑒𝑤𝑠𝑘𝑖… pic.twitter.com/NJh8KirXem
スタメン
宇都宮ブレックス
※ボックススコアを参照してください。
群馬クレインサンダーズ
⚡️𝑺𝒕𝒂𝒓𝒕𝒊𝒏𝒈 𝟓⚡️
— 群馬クレインサンダーズ (@gunmacrane3ders) December 4, 2024
𝟏 𝐊𝐨𝐡 𝐅𝐥𝐢𝐩𝐩𝐢𝐧
𝟑 𝐌𝐢𝐜𝐡𝐚𝐞𝐥 𝐏𝐚𝐫𝐤𝐞𝐫
𝟒 𝐓𝐫𝐞𝐲 𝐉𝐨𝐧𝐞𝐬
𝟐𝟓 𝐊𝐚𝐥𝐞𝐛 𝐓𝐚𝐫𝐜𝐳𝐞𝐰𝐬𝐤𝐢
𝟐𝟗 𝐊𝐚𝐳𝐮𝐤𝐢 𝐇𝐨𝐬𝐨𝐤𝐚𝐰𝐚#バスケットLIVE で配信📡https://t.co/XeaW2MrpYJ#群馬クレインサンダーズ #THEONE #天皇杯… pic.twitter.com/EuUDtj9OhW
試合結果とボックススコア
1Q 宇都宮 13-14 群馬
2Q 宇都宮 21-26 群馬(宇都宮 8-12 群馬)
3Q 宇都宮 32-47 群馬(宇都宮 11-21 群馬)
4Q 宇都宮 46-66 群馬(宇都宮 14-19 群馬)
試合展開
今シーズンの公式戦では、初めてフリッピンをスタメンに据えた群馬。宇都宮は直近のリーグ戦と同じスタメンで臨む。
群馬は細川の3ptで先制。宇都宮はジェレットのミドルシュートで最初の得点を決める。群馬はパーカーのペリメータージャンパー、ターズースキーのプットバックで先行すると、宇都宮は遠藤、群馬はジョーンズが3ptを決めるなど、得点を応酬していく。
宇都宮の保持局面、群馬はニュービルにフリッピンがマークについて起点を止めると、宇都宮はオフェンスの主軸をジェレットのインサイドアタックへシフト。群馬はセカンドユニットのビッグラインナップを経てユニットを徐々に切り替え、ティーマンのオンザコート1で粘る展開に。宇都宮はセカンドユニットから投入されたフォトゥを中心として、引き続きインサイドアタックから得点。1Qは群馬1点リードで2Qへ。
2Qも藤井の3ptで群馬が先制。宇都宮はジェレットとフォトゥの2ビッグのユニットを敷き、インサイド主体の攻めは継続。群馬の保持局面、宇都宮は90°でのダブルチームを仕掛けるが、ウイングへの素早いパスによりリズム良くオフェンスを展開する群馬が、藤井の3ptなどでリードをキープする。オンザコート1を継続した群馬に対し、ニュービルのバスケットカウントで積極的なペイントタッチを見せる宇都宮であったが、フリースローが決まらず。群馬に対し、宇都宮はリードチェンジの決め手を欠くことになる。
ニュービルのペネトレイトにより宇都宮が1点差へ迫りながら、群馬のディフェンスはニュービルに対して基本はフリッピン、局面によりパーカーがマンマークで対応しつつ、リードチェンジは許さず。宇都宮のタイムアウト明けに、群馬はジョーンズがインターセプトからのファストブレークを決めると、アウトサイドシュートのタッチが上がらない宇都宮はリードチェンジすることが出来ず。群馬が5点リードで前半を折り返す。
後半は両チーム共にスタメン。細川の3ptにより、このクォーターにおいても群馬が先制。宇都宮の保持局面、ニュービルに対する群馬のマンマークは継続で、フリッピンがマークにつく。宇都宮はジェレットがスコアリーダーとなり、インサイドアタックを仕掛けながら、遠藤のファストブレークで追い上げるも、直後のポゼッションでは群馬はターズースキーがゴール下を決めるなど、フル2ポゼッションのリードを譲らず。
ニュービルのon-off両面に柔軟な対応を見せる群馬は、宇都宮の保持局面を停滞させていくと、フリッピンのファストブレークでリードを保つ展開に。ジェレットのバスケットカウントで宇都宮が反撃するが、お互いに決まらないフリースローの低調さも相まって、ロースコアの流れは継続。アンスポーツマンライクファールから得た連続ポゼッションを、フォトゥのゴール下で締める宇都宮であるが、ティーマンの3pt、ジョーンズのバックドアカット、フリッピンのプルアップジャンパーと、連続して得点を決めた群馬が10点のリードを得ることになる。
3Q終盤、宇都宮の保持局面をシャットアウトした群馬は、ティーマンのペイントアタック、ペリメータージャンパーで加点してリードを広げると、ジェレット、ティーマンによる得点の応酬を経て、群馬が15点のリードを得て4Qへ入る。4Qも、お互いに高強度のディフェンスを見せる中、群馬はカッティングからティーマンがレイアップを決めると、宇都宮は竹内の3pt、ジェレットのインサイドアタックで反撃する。
勝負所においても慌てない群馬は、ジョーンズが意図してペースダウンしたポゼッションからキックアウト→藤井がコーナースリーを決めるなど、自らのコントールしたペースの中からリードを溶かさず、主導権を掌握する。フリッピン、ジョーンズのダブルハンドラーのユニットへ切り替えた群馬は、ジョーンズのアシストにより、ターズースキーがバスケットカウントを決めると、直後のポゼッションにおいてはジョーンズが連続でペネトレイトを決めきり、残り5分を切って群馬が22点のリードを奪うことになる。
宇都宮は気を吐くジェレットの3pt、さらには小川のファストブレークからフォトゥがゴール下シュートを決めて粘りを見せるも、ティーマンのプットバック、野本のペネトレイトにより、ダメを押しながらクロージングを果たした群馬が勝利。
群馬は続くクォーターファイナルへ歩を進めることとなった。
雑感
宇都宮46-64群馬という稀にみるロースコアゲーム。お互いに堅牢なディフェンスで守り合う展開のゲーム展開の中、3FG:10%(3/30)と最後までタッチが上がらず保持局面が停滞した宇都宮に対し、後半に保持局面におけるテンポと精度を上げた群馬が突き放すことに成功した。
宇都宮のオフェンスにおいては、起点となるニュービルに対し、今シーズン公式戦初先発となったフリッピンをマークに付けた群馬のハーフコートディフェンスが功を奏した印象。局面によりニュービルのマークは替えながらも、ヘルプポジションは取らず一貫してフェイスガードで守り、かつニュービルのペイントタッチに対してのヘルプディフェンスは徹底。他方、ニュービルがoffの時には、通常のマンツーマンへ戻すなど、メリハリのあるチームディフェンスを完遂した群馬の遂行力が光った内容であったと言える。
宇都宮としては、バックコートの起点となるニュービルが封殺されたことで、オフェンスがインサイドアタックへ偏重し、試合を苦しくする要因に。19得点のジェレット、14得点のフォトゥはペイントエリアにおいて一定の破壊力を見せたものの、堅牢なポストディフェンスを見せた群馬相手には決め手を欠くこととなった。
一応、群馬の天皇杯優勝予想をしている筆者ですら、正直な所、アウェイで宇都宮相手に群馬がこれだけの完勝を収めることは予想外。続く天皇杯クォーターファイナルのみならず、リーグ戦を見据えても収穫の多い試合となったように思える。
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特にアウェイ戦を中心に、群馬の試合の同時視聴リアタイスペースを定期的に開催してます。実況しながら筆者が話しているだけのスペースですが、コメント参加大歓迎ですのでよろしければ是非!
前半(5:26からティップオフ、2Qは 23:44からスタート、32:00辺りでスキップのズレがあります。)
— bonafide-baller(ボナファイド・ボーラー) (@fundamentalstep) December 4, 2024
後半(4:54からスタート)
— bonafide-baller(ボナファイド・ボーラー) (@fundamentalstep) December 4, 2024
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