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【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第16節 GAME2 名古屋Dvs群馬


GAME1のマッチレビュー

ロスター

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

群馬クレインサンダーズ

スタメン

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 名古屋D 18-17 群馬

2Q 名古屋D 38-38 群馬(名古屋D 20-21 群馬)

3Q 名古屋D 59-49 群馬(名古屋D 21-11 群馬)

4Q 名古屋D 74-74 群馬(名古屋D 15-25 群馬)

OT1 名古屋D 86-78 群馬(名古屋D 12-4 群馬)

試合展開

名古屋DはGAME1と同じスタメン。群馬はGAME1から細川、ジョーンズ、パーカー→辻、淺野、ティーマンへ変更。

群馬は藤井、名古屋Dは今村が3ptを打ち合ってスタート。両チーム共に開始はマンツーマンで入り、徐々にゾーンへとシフトする。群馬は2ビッグを中心としたインサイドアタック、名古屋Dは、中東の連続3ptを皮切りに、加藤がアウトサイドシュートの成功数を増やしながら、拮抗した展開に。1Qを1点差で終えて2Qへ。

2Qはフリッピンのペネトレイト、チータムのファールドローからのフリースローにより、両チーム、インサイドアタックの応酬でスタート。群馬は辻、ジョーンズの3p、フリッピンのペリメータージャンパーなど、全方位からのアテンプトを増やす一方、名古屋Dはエサトン、チータムを中心にペイントエリアでの得点を積み上げて対抗。同点で試合を折り返すことに。

3Qは、群馬はジョーンズが早々に個人3ファールを喫すると、名古屋Dはマーフィーのフリースローで先制。群馬はファストブレークからターズースキーのダンクで決め返すも、パーカーが個人3ファールを喫し、早い時間帯からユニットを切り替えることになる。名古屋Dは2-3ゾーンから群馬の保持局面をシャットアウトすると、自らのポゼッションにおいては、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントにより、名古屋Dがリードを広げることに。リードする名古屋Dは、群馬とは対照的にユニットの切り替えをソフトに行い、引き寄せた流れを継続。クォーターのスコアは名古屋D:21、群馬:11と、3Qでは名古屋Dがリードを二桁点差へと広げて4Qへ。

4Qは、両チーム共に強度の高いディフェンスから入り、名古屋Dがエサトンのセカンドチャンスポイントで先制。ビハインドを背負う群馬がディフェンスを締め直し、ジョーンズ、辻のファールドローからフリースローにより点差を縮めていくが、名古屋Dは今村のディープスリー、エサトンのファストブレークポイントで再びテンポアップを図ることになる。

4Q後半の群馬は、藤井、細川、ジョーンズ、パーカー、ティーマンのユニットへ切り替え、機動力重視でスイッチを多用するマンツーマンディフェンスを敷くことで、名古屋Dの保持局面を停滞させる。保持局面においては、ジョーンズのハンドリング中心にオフェンスを展開し、得点を量産。名古屋Dのターンオーバーを誘発させると、細川の3ptにより同点に追いつくことになる。

名古屋Dは齋藤のペネトレイト、PnRからのエサトンでコンビプレーからリードを奪い返し、クロージングを図りに行くが、粘る群馬はラストポゼッションで藤井が3ptを決めて同点に。名古屋Dのラストポゼッションでは得点は決まらず、試合はオーバータイムへと突入する。

オーバータイムは、名古屋Dが最初のポゼッションで齋藤のペイントタッチ→今村のゴール下シュートで先制。群馬はティーマンのゴール下へのアタックでやり返すが、その後のポゼッションにおいては、両チーム共に得点が続かず。藤井のファストブレークからティーマンが得点した群馬が、先に均衡を破りリードチェンジするが、名古屋Dは齋藤のプッシュからチータムのリムアタック、さらには齋藤のジャンプシュートにより、素早くリードチェンジで返すことになる。

2点のリードを奪った名古屋Dは、残り1分からのファールゲームで得たフリースローを沈めてクロージングを図る。群馬は保持局面でのあと一歩が出ず、タイムアップ。GAME2はホームの名古屋Dが勝利し、今節は1勝1敗となった。

雑感

GAME1と異なり前半は拮抗同点で折り返した3Q名古屋D2-3ゾーンから群馬の保持局面を停滞させ、クォーターのスコアは21-11と、GAME1と真逆の展開へ持ち込むことに。4Q中盤までリードをキープした名古屋Dだったが、4Q後半の群馬スモールラインナップの機動力からディフェンスのインテンシティを高めた追い上げを見せ、藤井の3ptで同点としてオーバータイムへ持ち込むことに。

オーバータイムにおいては、群馬は藤井のスティール起点で一時リードチェンジに成功するも、名古屋D齋藤アシスト、ジャンプシュートで即座にリードを奪い返し、これが決定打となって名古屋Dファールゲームを制する事となった。

名古屋Dとしては、3Qで敷いた2-3ゾーンによりディフェンス強度を最大限に高め群馬から二桁リードを奪ったことが一つの勝因に。また、ファールマネジメントにおいてもを見せ、自チームの個人ファール3ファールまでで抑える一方、群馬のファールトラブルを誘発。オーバータイム突入時点で、群馬オンザコートスリーの3人(ティーマン、パーカー、ジョーンズ)をそれぞれ個人4ファールとするなどアドバンテージを作り、オーバータイムでのファールゲームを制する要因とした。

裏返しとなるが、群馬は今シーズンとしては珍しく、狙った通りのファールマネジメントが遂行出来ず3Qのユニット編成に影響を及ぼしたことが、敗因として挙げられる。オーバータイムにおいても余力は残っておらず名古屋Dに力で押し切られる結果となった。

群馬はこれで7連勝からの1敗。敗戦は喫することとなったが、苦しい試合の中で4Qの立て直しを遂行し、オーバータイムへと持ち込む事に成功した粘り一つの収穫として、天皇杯と次節へ切り替えていきたいところである。

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特にアウェイ戦を中心に、群馬の試合の同時視聴リアタイスペースを定期的に開催してます。実況しながら筆者が話しているだけのスペースですが、コメント参加大歓迎ですのでよろしければ是非!

前半(8:11からティップオフ)

後半(4:50からスタート)

※今節はNF I Hawkさんと共同配信してます。

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