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その部屋には招かれたくない

これがウチで使っているツール(パンフ・チラシ)です、と言って添削を頼まれた時に毎回思うのが

「これって本人的に心地よい見た目」で作ってますよね?

渡される初対面の相手は「不安で立ち寄らない見た目」になってるよ。です。

その見た目はまるで「手を伸ばせばリモコンがすぐ届いて便利だろ」と言わんばかりの散らかった部屋をそのまま紹介されるような感じになっていて、本人にとっての「日常感のある風景」は、相手にとっての「散らかっているぞ」であることを誰かが教えてあげないと、っていつも思うのです。

言われないと案外いつまでも気づかない。


「招かれたい部屋」と「汚部屋」は違う
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街にはコンビニの数以上にデイサービスが存在しているというのに、僕たちは一日に1回もそこに足を踏み入れていないのでやっぱりその扉の奥がどうなっているのかは、あまりわかっていない。

そんな未知の扉を開いてもらいたい時には、幼馴染の友人を部屋に呼ぶテンションで作ったツールでは絶対ダメで、本当に大事な人を部屋に招く前日のようにきちんと片付けをしておいた方が良い。

現に、そこに招いた友人から「こーゆー部屋好き〜」って言われるような(良いカッコしたい)意識で作った見た目のツールの方が(僕の周りでは)圧倒的に反響が良いわけだし。


そーゆー前提で添削をしていくわけなので、ある意味で「部屋の片付け方」から着手するケースが多いんだけど、添削を頼んでくれる人は「部屋の片付けより手っ取り早くそーゆー雰囲気になるイイ感じの照明が欲しい!」みたいなリクエストが来ることもあって、難儀するんだけども、僕もその人にはモテて欲しいので1つ1つ断捨離にお付き合いしてもらうにしている。


部屋の住人は普段通りの楽に過ごせる部屋をそのまま見せ過ぎている。
そういった日常感満載すぎる部屋は初見の人からはあまり心地よいものにならないよ。と。

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藤見 ひでゆき
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