見出し画像

ニューヨークで活躍するボイストレーナー嶋田あや先生とのラジオ収録での対談が面白すぎました。 〜右側の体が繋がると右の顎の奥が上がる??〜

理学療法の大学院を卒業してから、120以上のセミナーを受講してきた中で、ここ数年注目をして勉強をしているのが声帯、口腔、顎関節、そして蝶形骨や側頭骨を含む頭蓋骨の動きです。

初めは全く興味なかった分野でしたが、足と歯の関係や、内圧のコントロールと声帯、そして側頭骨のや蝶形骨の関係などを勉強しいる内に今まで気づかなかった体の関係性が見えてくる様になって治療効果もメチャメチャ上がってきました。

そんな中、ニューヨークで活躍するボイストレーナーの嶋田あや先生と知り合い、色々なことを話すことが出来ました。

ちなみにこれまでボイストレーナーと呼ばれる方達(超有名音大の教授含め)とは話す機会もありましたし、教え方を見る機会もありましたが「身体の専門」の視点からみた観点と考え方や教え方にズレが多く多くの場合「伝統的」「文化的」な教え方なのかなぁと疑問に思うことが多かったです。

アヤ先生は自他ともに認める「身体オタク」で、身体の面を非常に理解してボイストレーニングをしている数少ない先生で、話していて本当に楽しいです。

アヤ先生と一緒に診ている生徒さん達の成長や、声の変化が本当に劇的で、身体を治すと並行して、正しい指導を受けるとこんなにも声って変化するものなのか!?と常に驚かされます。

なぜ、彼女のレッスンが特殊なのか?

それは単純にパフォーマンスが伸びない生徒の理由を「徹底的に身体の面から理解すること」ができるからです。

なんか身体からゴルフを考えるFuncGolfの理論と似てますね。

〜ラジオ収録合間の雑談が面白かった〜

そんなアヤ先生とラジオ収録をすることになったのですが、なんせその合間に話していた内容が面白く記事にもしようと思った次第です。

トピックに分けて書いていければと思います

(ラジオ自体は一般視聴者のこともあり、当たり障り無いことを話していた感じ、、、です。)

 〜右サイドがしっかりしてくると右の顎が広がる?〜

「右側の支えが入ってくると右の顎の奥が広がる」アヤ先生はそんな話をしました。これについて考察しましょう。

なぜ右側の脚がしっかりすると右の口腔内が広がる様に感じているのか?それは「右サイドが広がる様になった」からです。

画像1

身体の構造を支えているのって何かご存知ですか?

「筋肉」「骨格」「筋膜」という考えが普通では無いでしょうか?こうした支えで成り立っているものをTensegrityと言います。

画像3

しかし本当にそれだけでしょうか?確かに構造、骨格作りをしてくれています。しかし重力に対して下から支えているのは「内圧」です

人の体は圧力によって支えられている

例えば車のタイヤなんかもそうですよね。外側のゴムやホイールが構造、骨格作りをしている。でも支えているのは圧力ですよね。

画像2

顎や口腔内を支えるためにはこの内圧のコントロールが非常に大切になってきます。右側の骨盤底筋群が広がらなかったり、右の肋骨、胸郭が広がらないと「内圧」で右サイドの支えが効かなくなります。

右のタイヤが潰れてた車のイメージをしてもらえればいいと思います。

そうなるとその上に位置する、首や顎は支えが効かず、潰された状態で機能しないといけなくなります。

中には筋肉(首方周り、顎の筋肉)で釣り上げようとしながら潰れるのを防ぐことは出来ます。でもそれって、肩こりや首こりの原因になったり、顎関節症になったりと後々問題を起こす原因になりますよね。

圧力(内圧)が上手くコントロールができると下から身体が支えられ、右の顎が上がったり、喉の奥を開くことが出来るわけです。

さて、正しく圧力がコントロールされ右の顎が上がると、同様に側頭骨も広がります。

同時に蝶形骨は右に屈曲するので軟口蓋が広がるという連鎖的な動きにも繋がり、結果的に顎の奥が広がるという感覚になるわけでです(ちょっと難しいので流してもらっていいと思います)。

その結果、右サイドの身体の繋がりが生まれ、身体を楽器の様に振動させることが出来、身体全体の響きにより、芯の通った響の音が出せるという歌い方が出来るのです。

顎や喉、そして声帯の機能だけを考えると「部分的な筋肉、や機能」だけに目が行き身体の全体像を見失いがちになります。

その結果、声帯や顎に負担をかけたりして喉を潰してしまったり、年齢を重ねるごとに歌えなくなったります。

顎や声帯のなどの動きを見るときこそほど「脚、骨盤、胸郭」などの機能がキチンと使えているか?などをチェックすることが大変大切になってきます。

歳を重ねても更なる上達ができ100歳まで歌い続けることが出来る、そんな身体を手に入れる。それがアヤ先生と私の共通目標となった対談でした。

アヤ先生はオンラインでのレッスンも行っているので興味のある方は一度受講してみてはいかがでしょうか?

嶋田あや先生がボイストレーナーをしているニューヨーク、コーラスグループ:

ニューヨーク混声合唱団(NYMC)
https://www.facebook.com/nymcnymcnymcnymc

NY ウェストチェスター、女声コーラスグループ「花みずき」
動画中の作品「大切なもの」
https://hanamizukiny.jimdofree.com/?fbclid=IwAR0Be5SAklrpj0rqsGc-BTTvCHywElTgrM3L-cVObh0t7A8GWhbdgUnVy6A

NJ 女声コーラスグループ「Harmony Basket」
http://harmonybasket.web.fc2.com/

YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCoIWs1FYVbv63hNRn0dRa5Q

Instagram
https://www.instagram.com/new_york_funcphysio_jp/
https://www.instagram.com/pelvicrehab_funcphysio/
https://www.instagram.com/funcgolf_yohey/

ラジオ Stand.fm
https://stand.fm/channels/600669212b4a4592fe996d77

Facebook
https://www.facebook.com/funcphysio

ゴルフ好きのための、FuncGolf「身体研究所」オンラインサロン
https://www.facebook.com/groups/FuncGolf/

高田洋平
ニューヨーク・コロンビア大学博士号(理学療法)
New York FuncPhysio Physical Therapy P.C.代表
Japan Wellness Golf Association理事
トロ大学特任教授(理学療法整形過程)
OCS: Board Certified Orthopeadic Clinical Specialist
SCS: Board Certified Sports Clinical Specialist
CFMT: Certified Functional Manual Therapist
PRC: Postural Restoration Certified
CAOPT: Certification in Advanced Orthopedic Physical Therapist
CSCS: Certified Strength and Conditioning Specialist

いいなと思ったら応援しよう!