早期退職の50オヤジ、会社を設立する

50オヤジ二人の法人設立

こんにちは、赤鬼です。
コロナ禍に50歳で早期退職しました。

↓こちら前回

コロナ禍ということもあり、一部を除いて世の中が完全に停滞してしまった異様な状況。まずこんな時に50オヤジを積極的に雇用しようとする会社はありません。
ましてや僕が希望してた旅行業は全くの無反応。
後で聞いたことですが、このときの滋賀県内の旅行会社は旅行が無さすぎて、国の事業だった各観光施設のコロナ対策状況の審査員やったりして凌いでたそうです。

そんな状況にも関わらず僕が作ろうとしてたのは旅行会社なのです。

このとき自転車を移動手段にしたツアーのお手伝いをいくつか行っており、そのツアーにお誘いして頂いた先輩早期退職オヤジKさんとは会社を辞めて以來常に一緒に行動してました。

ある時、「赤鬼さん、ちょうどいま別のツアーの企画をしてるんだけど、電動アシスト自転車が10台ぐらい要りそうなんですよ。でも県内のレンタサイクルにはそんなに台数がないので困ってるんです。」Kさんから言われました。

僕は「じゃあいっそのこと我ら二人でお金出しあって会社作るのはどうですか?それで自転車買いましょうよ。二人でサイクリングツアーの会社やりませんか?」と冗談半分本気半分でKさんに言ってみたところ、話が盛り上がり、本当に会社をやるということまで決まりました。


50オヤジ、自分で登記にチャレンジ

ひとまずどんな風に作るのか、そのあたりはたたき台を僕が作ってまた相談しましょうということになり、色々と調べてみることにしたのです。

会社を作るとなると最初にイメージするのは株式会社だと思います。
実はある程度は会社設立方法は調べていて、この時点で僕の中では合同会社でいいだろうと思っていたのです。
合同会社の方が登記の手続きが簡単で費用も安い。なので行政書士等に頼まなくても自分で十分できそう。そうなるとさらに安く設立が可能です。しかも今はネットに合同会社の設立のハウツーはあちこち転がってますから、それを調べながら一通りの書類を作ってみました。

まずは銀行口座です。とりあえず法人口座はまだないので、個人名義の普通口座を作って資本金用のお金を用意。
二人で定款内容の確認などを行って議事録作って、ハンコ押して、法人登記に必要な書類一式を作成。さあ果たして行政書士に頼らず法人が作れるのか??



初めての法務局

法務局。
多分サラリーマンのままであれば近寄ることすらなかった建物。
事前に予約すれば登記の相談にものっていただけます。相談員の方に書類の不備を色々と指摘して頂き、修正。ここまでくればあとは登記費用を納めて提出すれば、2週間程度で登記が終わります。
僕の場合はその間にさらにいくつかの指摘があり、いくつか修正のやり取りをしたら登記できました。初めてだから結構大変だったけど、慣れれば意外と簡単かも…。

その後は法人口座を用意して、個人口座にある資本金を移せばだいたい完了。
ここからはその資金を元に本格的に経営スタートです。
なにはともあれ電動アシスト自転車の購入。車種や保管場所をどうするか?
決めていくことは沢山。何もかも新鮮な体験だらけ。毎日がとてもワクワクに溢れてました!
二人だとなんでも上手くいきそうな気がするもんです。



いきなりの暗雲…

法人を設立し、自転車の購入手続きも終わった頃。思いもよらぬ事が…。

「赤鬼さん、実は僕、会社の役員できないみたいです…」

「え…。そんなの今更言われても!」

まさに呆然…。完全に出鼻をくじかれた状態。

聞けはその団体の会長をやっている市議会議員Mさんが二人の法人設立を事後に聞いて「そんな会社止めとけ!」とK先輩に言ってきたそうなのです。
せっかく作ったのになんで他人からそんなこと言われないといけないの?

おい、どうなる僕の起業人生!

(つづく)




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