【ふなログ660】「キャリアアドバイザー:Episode.0」陽の当たる処で戦えばいい。
富士登山まで残り2日。
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自分にとって
強みが出せる場所と役割を探すのは、
とても大切です。
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最近、
本業の会社員でのITエンジニアでのお仕事について、
これまで3年以上
参画し続けていたプロジェクトが縮小したため、
別のプロジェクトに
9割程の割合で参画することになりました。
…と言っても、
これまで参画していたプロジェクトは、
ずっと僅か2人体制のまま。つまりコンビです。
いや、ユニット?B'z??(違うか笑)
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そのため、
とても狭い世界の中で3年間続けていたので、
業務委託で復業しているITインストラクター業の方が、
新しい技術や学びが多い状況でした。
そこでは、
対人コミュニケーションもとても神経を使う場面も多く、
一歩間違えれば、
解約や交代のリスクもあって、売上(=収入)が削られてしまいます。
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しかし、
新たに参画したプロジェクトでは、
ほとんど顔を合わせたり仕事をしたことがないメンバーばかり。
かつ10人以上メンバーが居るのと、
プロジェクトの進め方が大幅に異なり、
かつ慣れない技術を使うタスクが割り振られたので、
苦戦の連続でした。
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ただよく考えてみれば、
初めて身を置いた場所であって
スタートダッシュが若干遅れるのは、
ある程度当たり前のこと。
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最初の方はかなり焦ってしまい、
自分を低く見てしまいがち(役に立てるような気がしない)でしたが、
そんな中で
プロジェクトのリーダーの方から
「とても適応力があり即戦力として成果を出して頂き、とても助かります」
「新しくチームに入って頂いたらこそ気付く点、不便に感じる点について、いろいろご意見を頂戴して有り難うございます。他にも気付くことがありましたら、言って頂けるととても助かります!」
とお声を頂く場面があり、
半分
「ホントですか!?いやー社交辞令でしょ(本当に失礼な奴!)」
と思いながらも、
とても嬉しい感情を持ちました。
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これはある意味、
組織マネジメントとして
「心理的安全性」を構築するための
「テクニック的なお声掛け」
という面はもちろん否定できないでしょう。
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ただし、
自分もこれまでの狭い世界、
自分の悪い思い込みだけで、
自分を低く見積り過ぎていたのも事実です。
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ひいき目に見ても、
これまでちゃらんぽらんに
ITエンジニアのお仕事に携わったことはなく、
「プロの仕事とは?」
を自分なりに問いただしてきたつもりです。
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才能の低さに
愕然とすることもありましたが、
比べる基準が高過ぎた
(メディアに出ている一見キラキラした人たち)のと、
自分が本当に目指している方向の
ロールモデルの基準ではない、
別のロールモデルの基準を見ていたので、
勝手に自信を失っていたのだと思います。
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特に、
自分がそれほど思い入れを持てない分野の現場で、
「ピンポイントで下されていた評価」だけを
基準にしていた、というのもあります。
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また、
携わってきたITエンジニアのお仕事は、
「正確さ」が求められる場面が多く、
コミュニケーションでも
「曖昧さ」や「冗長さ」などが嫌われたり、
「減点法」的に
評価されることも多い傾向がありました。
(出来る部分よりも出来ない部分のフィードバックが多い)
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「自分の努力が認められているのか?」
がいつも気になっていましたし、
「40代はマネジメント職の経験がなければ市場価値なし」
のような通説?を基準にして、
自分の居場所がない錯覚にも陥っていました。
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しかし、
「その市場価値って、そもそも土俵は何処なんだ?」
という話です。
ある一定の土俵ではそうかもしれないが、
別の土俵では違う価値観かもしれないのです。
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そもそも、チームとは
異なる才能や性格、特性
役割が補完し合うからこそ意味があります。
全員マネジメント職にならなければ価値がない?
「ウソだろ」と。そんなん誰が決めた?
という話です。
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ある一定の角度から見た自分だけで、
自分を低く見積もるのは、無意味という話。
評価してもらえる場所や
お客様がいらっしゃるのであれば、
「まずはそこを見ましょう」ということです。
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また、つい最近
ITインストラクターのお仕事で、
転職活動中にメンタルを
やられそうになっている受講生の方とも
会話する機会がありました。
「面接のために自分を作っているのが辛い」と。
「素を出して受け入れられるのが不安」
というお悩みでした。
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私から拝見しても、
とても優秀で、いろいろな経験をお持ちで、
かつ、
しっかりと自分の考えと価値観をお持ちの方なので、
「無理くり自分を合わせないとならないような会社なら、そもそも選ばないでいい」
という話をさせて頂きました。
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それは、合わない鍵穴に、
無理やり鍵を削って入れようとするようなもの。
それって、
そもそもの前提として誤っていないか?
削った鍵で無理やり鍵を開けたとしても、
「充実感や自己肯定感がなければ、むしろ害になるのでは?」
という話をいたしました。
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今の時代、いろんな会社があるわけだし、
また、表面上しっかりしていそうな人たちも、
一皮剥けば、ただの人間なんだから、
「なんで猫かぶる必要あるんかい?」
みたいな話もいたしました。
表面は立派でも、セクハラオヤジだったり、
変な性癖持ってたり・・なんてこともあるわけだし。
(あえて変な例だけを切り取っていますが)
みな「人間だもの」だから
一皮剥けば、
しょーもない面を抱えているものなので、
人として、必要以上に引け目に感じる必要はない。
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自分の持ち味を殺さないと
生息できない場所をわざわざ選ぶ必要ないじゃん。
魚は水の中だから泳げるし、
人はいろいろなモノを作って環境に適応してきたのだし。
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・・・といった、
転職する以前のキャリアアドバイザー的な話は、
私は結構好きです。
先日も、
「キャリアについて語ってる姿が輝いてる」
とも言われたこともありましたし。
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なので、キャリアアドバイザーではなく、
「キャリアアドバイザー:Episode.0」
みたいな立ち位置って、
需要あるでしょうか???
みんな、
ゼロから足元を固めてみませんか?的な。
そもそもの、
「自分の人生戦略に向き合ってみましょうよ」的な立場です。
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と、私自身も、
新たなプロジェクト内で勉強したいことが増えてきて、
かつ、
その内容をキッカケにITインストラクターのお仕事も、
別の視点から向き合うことができました。
まさに変化変容のキッカケとしての
「サナギ状態」をまたまた体感しています。
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「ちょっとカッコ悪いかもしれないけど、ホンモノのキャリア」
を目指しています。
そんな中、
色々と勉強したいことが出来て、張り合いが出ています。
逆襲、「今に見てろよ」です。
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください!