戸建てバリアフリーの一番のネックは?
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こんばんは!
船渡です。
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先日のバリアフリー裁判の件ですが、多くの反響を頂きました!
感想を送って頂いた方、ありがとうございます!
まだ読まれてない方は、こちらをご確認くださいね。
https://note.com/funato_akira/n/nca52421d688b
バリアフリーの定義とは
さて、バリアフリーについて。
紹介した裁判の原告の方の場合、お子さんが重度の障がい者ということでしたので、バリアフリーの定義がかなり厳密でした。
施主側としては、「室内の段差が全くない」という状態を目指していたのですが、通常、住宅会社に「バリアフリーにしてくれ」と話しただけでは、そこまでにはならないと思います。
・玄関やトイレ、お風呂に階段をつける
・廊下幅を広くする
・段差をなくす(土間を除く)
くらいですね。
あと、頑張った場合には、
・ホームエレベーターを設置する
・階段昇降機を設置する
・1階だけで生活が完結するようにする
などがあります。
最も難しいバリアフリー対策とは
これらは、比較的簡単なバリアフリー対策といえますが、最も難しい(そして根本的な)バリアフリー対策って何だと思いますか?
それは、
「道路と1階居室の段差をなくす」
というものです。これが結構、大変です。
大変なポイントは2つあります。
1.道路と居室との段差解消
道路と1階居室には、55センチ程度の高低差がありますが、これを段差なしにする必要があります。
一般にはスロープを設置することになりますが、昇降機やホームエレベーターを解消することも可能です。
スロープの問題点はスペースが必要なこと。
目安はこちらのリンクを参照してくださいね。
2.玄関ドアの段差の解消
実は、こちらが一番大変です。
玄関ドアには、雨が室内に入らないように、30mm程度の段差があります。これを解消する方法を考えなければなりません。
全く段差なしにする場合は、玄関ドア自体も選定も大事ですが、雨水が室内に入らないように、玄関ドア前にグレーチングを設置する必要もあります。
詳細な検討が必要ですね。
恐らく、1については、どの住宅会社でも対応可能ですが、2は、かなり難易度が高いので、会社選びから考える必要があります。
私も、10年くらい前に、一件だけ設計したことがありますが(内科のお医者さんの自宅です)、なかなか大変でした。
今回の裁判でも原告の施主が考える「バリアフリー」と工務店が考える「バリアフリー」との間に、認識の違いがあったことがそもそもの問題となっています。
「バリアフリー」以外にも、人によってとらえ方が違うワードはありますので、こだわりがある住宅を建てたい場合には、明確に言葉の定義をして、伝えた方が良いですね。
プレミアム動画間取り診断では、今回のような「バリアフリー」を希望される場合には、図面を詳細な検討をした上で、どのように改善すべきかを解説しています。
私自身、色々な設計をしてきましたので、幅広く対応させて頂きます。
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では!