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生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【3】

↑の続き。


縄跳びを終え、ついにグローブが手渡される。


おお…おおおお…✨


色はやはり赤だった。

グローブをつける前に、漫画とかでは拳にテーピング?バンデージ?をしているイメージがあるが
それの代わりにインナーグローブというケガ防止の薄い手袋をするらしい。

そうか、知らなかった。
体験入会ということで貸してくれたが、コレもいずれは買わなければいけないな!


そしてグローブを着用。
レディースサイズでも意外とブカブカだ。
思わず両拳を突き合わせる仕草をしてしまう。


サンドバッグの前へ。
まずは構えを教わる。

足の幅がどうの、爪先の角度があーだこーだ、手の高さがこうで、左は脇を守るだの。

腕に気を取られると足がおろそかに、
足に気を取られると腕がおろそかに。

意外と難しい…。

「とても窮屈なポージングだな…」
とか、ボクシング漫画で一度は出てくる台詞と全く同じ感想が出た。

でも鏡を見るとなんかそれっぽいぞ私!
私は関西の幕之内一歩なのや!!

コーチに従い右ストレートを打ってみる。

パシッ

なんだか芯を捉えたみたいな音がしない。
ちゃんと打てたらドゴッ!と重い音が鳴るはずなのだ。(YouTubeで軽く予習済み)


しばらく右ストレート、
そしてワンツーの練習…

コーチが絶えず声をかけてくれる。
「腕をまっすぐのばして」
「足を忘れないで、外側45度」
「ムカつく奴を思い浮かべて!」
「はい、ワンツー!」


はぁはぁ…

たんのし〜〜〜!

だんだん、ドゴッ!という音も鳴るように。

「いい感じになってきました。 
あとね、不慣れさん。
打つときに『シュッ』って言うと良いですよ


「『シュッ』…?
え…はい。

シュッ!(ドゴッ!)」

「そうそう、いい感じです」


そういえば、ボクサーからシュッシュ聞こえると思ってたけど
口で言ってたんだ……


↓続く。

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