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noteにも情報商材屋が跋扈し、マガジン登録スパムが横行。終わりの始まりを止められるか

いやー、不愉快だね。実に不愉快。

最近noteをマガジンに登録されることが増えつつあって、これがちゃんとしたねらいというか、読んで判断してくれたんだなあと思うような登録のされ方だとめちゃくちゃうれしいのであるが※…。残念ながらそうではない例も増えてきた。

※…マガジン登録してくださった相手方が執筆されている記事の質が良ければ、なおよい。

先日「ROASとACOSの肌感を身に付ける」という趣旨の記事を執筆した。これは有料公開を検討する前提の重量級記事。つたないながらも、私の経験や実務をありのままに深掘りしたもので、これが評価されるというのはとてもありがたく、まあそういうことなら当分無料で置いておこう、と思ったのである。特に、「秀逸なマーケティング記事」のようなタイトルでほかの方の骨太な記事と一緒にまとめられたのはうれしかった。ありがとうございます。

だが情報商材屋、中身のない小銭稼ぎ屋、陰謀論者、インチキ健康法、キラキラマーケター(笑)、てめーらはダメだ 一切許さん

ところが最近、マガジンに登録された先を見に行くと「AIで収益何万円達成」とか「情報をまとめてます」みたいなインチキ情報商材屋崩れとか、低品質バイラルメディアみたいなやつとか、そういう手合いにスキボタン押されたり、マガジンに登録されることが増えつつある(スキボタンくらいならどうぞご自由にとは思うが)。そもそも、大前提としてああいうのをnoteというコンテンツクリエイターのコミュニティに入れちゃダメだろ。明らかにレイヤーが違うのに。

やっぱり、私と近い感想を持っている方もいる。

で、大変有益な情報としてマガジン登録者をブロックするとそのアカウントで作成されたマガジンから自分の記事の登録を解除できるそうなので、もう秒でやったね、秒で。対処法をシェアしてくださってありがとうございます。

自分でコンテンツを紡ぎだせない大人ってどうよ

って話で、これは私の学生にもいつも口を酸っぱくして言っている。

私が身銭を切って、あるいは実際に手を動かした結果得られた経験をこうやって書いているわけで、それをどこぞの自分さえもうかればいいというヤカラの小銭稼ぎの踏み台にされるなんてまったくもって受け入れがたい話である。

「とーちゃんChatGPTにリライト記事を量産させてアフィブログやって稼いでんだ」と子供に自慢できますか。年老いた親に「あなたに支援してもらった教育のおかげで情報商材を情弱に売りつけるスキームを組んで最短でFireしました」と言えますか。

言えるならもう根本的に価値観が違うから知らねえけどそれはもう敵だわ。明確に敵。絶対に手を貸したくない。

(世があまりにカオスなので)コンテンツの権威性が求められるようになった

近年はGoogleの検索エンジンに関するガイドラインでも記事の権威性を重視するとしているが、この権威性とはつまり発信者や内容の妥当性、オリジナリティなどを評価するということである。これは暗にただの寄せ集め記事やパクリといったものを排除することによって、本来目指している「検索エンジンを利用するユーザーの利便性」を守ろうということを意味していると捉えてよいだろう。

そうでなくとも、個人でブログやSNSで何かオリジナルの言葉を発信していくことは最終的に面になり、立体になるものの土台になる点を撒いていくようなもので、意義深いと思うのだ。

たとえ詰めが甘くても、つたなくても、自分で感じたこと、自分が伝えたいことを自分の言葉で発信することの積み重ねが大事。

あらゆるプラットフォームで「最適化された手法で」アフィリエイトやら情報商材やらとやっているような大人は、価値を生み出さないどころか、ネット上のトラフィックを圧迫し、そこだけは秀逸なSEOによって本来もっと読まれるべき有益な記事を追いやってシェアを奪うという、はた迷惑な存在である。
大げさかつ極端に言えば人類の発展を後退させ、文化を破壊する存在だ。数年前にグーグルが医療関係をテーマにした信頼性が低い記事だらけのバイラルメディアを一斉パージしたように、noteもそのへん対処してほしいなあと思う次第である。さもなければnoteという有益なプラットフォームの可能性や価値はどんどん失われていく。そうなってほしくない。

noteはコンテンツを作れる人たちと、それを必要とする人たちのためのプラットフォームであるべきだ

個人でブログをやっていてもなかなか人に見てもらうことは大変だ。そこの立ち上がりを大きく助けてくれるし、また緩くほかの人ともつながって新たな知見や意見交換にもつながることができるnoteには本来すごく好感を持っている立場である。だからこそこのようなやからの跋扈を許している現状を遺憾に思う。

どうか、利用者の良識に応える健全なコミュニティであり続けてほしいものである。

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