ペンタゴンペーパーズ ※ネタバレ注意
スティーブンスピルバーグ監督の最新作です。
この映画の時代背景
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に反戦の気運が高まっていた1971年の話です。
政府がひた隠しにしていたベトナム戦争の秘密が書かれている機密文書(ペンタゴンペーパーズ)がダニエルエルズバーグによって盗まれました。
その文書を手に入れたニューヨークタイムズ、ワシントンポストがどういう対応をとっていくのか
というのがこの映画の概略です。
敏腕記者ニールシーハン擁するニューヨークタイムズが最初に、この機密文書を手に入れ記事にしました。
負けじとベンブラッドリー編集部長を中心にワシントンポスト社もその文書を手に入れようと必死にもがいていきます。
機密文書を探している最中、司法省からニューヨークタイムズに対して機密文書に関する記事に対し、差し止め令が出ます。
差し止め令が出ている最中、ワシントンポストも同じ文書を同じ情報源から手に入れます。
この同じ情報源というのが肝なのです。
差し止め令が出ている中、この文書に関する記事をワシントンポストも手に入れました。
ここで普段決断力がない、リーダーシップがないと言われているワシントンポストの社長キャサリングラハムがどういう判断をするのか
ということに焦点を当てた映画です。
もし出版したら、刑務所行きになるかもしれない。。
しかし、真実を伝えるためにある新聞社が真実を伝えなかったら存在価値はない。
2つの感情に板挟みになっているグラハムが、最終的にどういう決断を下すのか。
自分もその決断に迫られているかのように映画の世界に引き込まれていきます。
そのときに鍵となる憲法が下記のものです。
アメリカ合衆国憲法修正第1条
アメリカ合衆国憲法修正第1条は、アメリカ合衆国憲法で定められている条項で、国教の樹立を禁止し、宗教の自由な行使を妨げる法律を制定することを禁止した。また、表現の自由、報道の自由、平和的に集会する権利、 請願権を妨げる法律を制定することを禁止している。これは1791年12月15日、権利章典を構成する10の修正の1つとして採択された。(wikipedia)
この予備知識を持って観るとよりおもしろく観られるかなと思います。
ぜひ劇場でご覧あれーー。
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