健康診断で自分に正直に生きられるようになってきたことを実感した
先日、
健康診断に行ってきました。
その項目の中に、聴力検査がありました。
みなさんご存知の通り、
音が聞こえたら、持っているブザーのボタンを押すという検査です。
僕は、この聴力検査でボタンを一度も押しませんでした。
高校生までの僕は、
この聴力検査中にボタンを何度も押していました。
耳が悪くなったのかな?と心配してくれた方、ありがとうございます。
ですが、違うんです。
これは、耳が悪くなったからではないのです。
高校生の時から、
僕は聴力検査の音は、一切聞こえませんでした。
ですが、
隣の人が押してるのをみて、押したり
聞こえていないのに、押したりしていました。
今となっては
なぜそんなことをしていたのかはわかりませんが、
おそらく
「自分は耳が悪い」
という現実を受け止めきれていなかったからだと思います。
また思春期にありがちな
見栄やプライドというものもあったんでしょう。
今思うと、
聞こえていないのに、ボタンを押す方が
圧倒的にダサいのですが。。
そんな僕だったのですが、
今回の健康診断での聴力検査の真っ暗な部屋で
「聞こえないものは聞こえない。」
とボタンを一回も押さない自分が、確かにそこにはいました。
スタッフからの
「はい、終わりですー。」
の瞬間に、
自分に正直な自分になれてきていることを実感でき、
なんだかとても嬉しかったです。
「一回も押さなかったっすわー」
なんて言って、スタッフの方と話ができている自分のことをちょっと好きになりそうでした。
耳の遠い僕ですが、
これからも取り繕わず、
自分に正直に生きていきたいと思います。
終わり
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