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3.【読書投稿】~「イシューからはじめよ」を読んで~

お久しぶりです!

最近アラームの横に水を用意しておき、
起床後すぐに飲むという決まりをつくったことで
早起きが習慣化されつつあります!
(習慣って大事ですよね)

そんなぼくが習慣化したいものの一つとして
「読んだ本のアウトプット」があるので
今日はそれをやりたいと思います!

ぼくが先週1週間かけて読んだ本は...
ヤフーCSOの安宅和人さんの著書
「イシューからはじめよ」です!

少し長くなりそうなので、
タイトルにもなっている「イシュー」についてを
メインにアウトプットしていければと思います!



はじめに

この本をすごーく簡単な言葉でまとめると
ゴール設定が何よりも大事なので的確なゴールを設定しよう
ということだとぼくは解釈しました。

当たり前のことのように感じますが
これが意外とできていない、
少しズレたゴール設定になっている
というのが、安宅さんの見解です。

そして、この本では
的確なゴール設定(イシューの見極め)
をした後、そのイシューに対して
どこまで明確に答えを
出せているかの度合である
「解の質」を高める方法まで
解説しています。

バリューの高い仕事をしていくために
早速、進めていきましょう。

そもそも「イシュー」という言葉の意味をご存知でしょうか?
(恥ずかしながら、ぼくは知りませんでした)
安宅さんいわく、イシューとは
「知的生産性の目的地となるもののこと」
だそうです。
ちょっとムズカシイ(-_-;)

この本の全体像
そもそもバリューのある仕事とは...?
様々な考え方があるかとは思いますが、
安宅さんは「イシュー度」と「解の質」
の2軸において高い仕事がバリュー
のある仕事だと考えています。

イシュー度と解の質

「イシュー度」
自分の置かれた局面で答えを出す必要性の高さ
「解の質」
そのイシューに対して、
どこまで明確に答えを出せているかの度合

そして、多くの人が
「解の質」を先に求めてしまう
通称「犬の道」から仕事している
と提唱しています。
(思い当たることがあり、汗止まりません(;'∀'))

つまり、方向が決まっていないのに動き出し
後々ずれてしまう可能性があるのが犬の道です。

確かに旅行の目的地を決めずに
交通手段を先に考える人は中々いないですよね(^^;

先ほどの図にも載っていましたが、
1.ヨコ軸の「イシュー度」を上げる
2.タテ軸の「解の質」を上げる

という犬の道とは
逆のルートが良いとされてます。

この本では、
具体的に取るべきアプローチについて
曜日ごとに例があげられていたので、
紹介させていただきます。

(月曜:ヨコ軸の「イシュー度」を上げる)
イシューを見極める

(火曜:ヨコ軸の「イシュー度」を上げる)
①イシューを小さくかみ砕き、
それに基づいてストーリーの流れを整理

②ストーリー検証に必要なアウトプットイメージを描き、分析を設計

(水・木曜:タテ軸の「解の質」を上げる)
ストーリーの骨格を踏まえつつ段取り良く検証

(金曜:タテ軸の「解の質」を上げる)
根拠と構造を磨きつつ、報告書や論文をまとめる

そして、このサイクルを素早く回し、
何回転もさせることが
重要だと安宅さんは述べています。

(今週のnoteでは
イシューを見極めることについて
そして、次回のnoteではイシュー度を
さらに高める火曜①と②について
詳細をアウトプットしていきます!)


1.イシューを見極めることについて

なぜ、イシューを見極める必要があるのか。
それは、「解の質」を上げるためにも、
個々のイシューに対して十分な検討時間を
確保することが必要だからです。
つまり、選択と集中ということですね。

バリューの高い仕事をするための第一歩として
「イシューの見極め」
マスターしていきたいものです。

そして、イシューの見極めには
「何に答えを出す必要があるのか」
「そのためには何を
明らかにする必要があるのか」
という流れで分析を設計
していかなければなりません。

しかしながら、イシューを見極めるためには
以下3つの判断が必要になります。

・実際にインパクトがあるか
・説得力ある形で検証できるか
・想定する受け手にそれを伝えられるか

これらはある程度の「経験」と「見立てる力」が必要になります。
そのため、
何人かの頼りになる相談相手を見つけ
確認しながら進めていくのがベストです。
(人の巻き込み力がここで大事になってきますね)

次の章からは、
イシューを見極める方法について
より詳細を残していこうと思います。

2.仮説を立てることからイシューの見極めがはじまる

(1)強引にでも前倒しで具体的な仮説をたてる

仮説をしっかりたてなければならない理由は以下の3つになります。

①仮説まで落とし込むことで単なる設問でも
答えを出し得るレベルのイシューにすることができる。

②仮説をたてることで、どのレベルの議論をしているかが
明確になり「本当に必要な情報や分析」が見えてくる。

③仮説をたてた後に分析を行うことで、出てきた結果が
十分なのか足りないか等の「分析結果の解釈」が明確になる。

以上が強引にでも具体的な仮説をたてなければならない理由になります。

(2)イシューと仮説は紙や電子ファイルに言語化する

言語化しなければならない理由や
言語化のメリットは以下の2つになります。

①人は言葉にしない限り概念を
まとめることはできない

②言葉にうまくできない部分が
イシューとして詰まってない部分であり
仮説を持たずに作業を進めよう
としている部分だとチェックできる。

というメリットが言語化にはあります。
(確かに言葉に上手くできない部分って
なんとなく、こんな感じかな?っていうレベルの
解像度の場合が多い気がします(-_-;))

ここで言語化について3つのポイントがあります。
これを参考にどんどん言語化していきましょう!

言語化のポイント

(出所)著書を元に筆者作成

3.受け手を奮い立たせるよいイシュー・3つの共通点

(1)本質的な選択肢である

まず、「その結論」によって大きく意味合いが変わるものでなければイシューと言えません。つまり、「本質的な選択肢=カギとなる質問」であると著書では記されています。

そして、本質的な選択肢を見極めるためにも
「イシューの落とし穴」を意識していくことが重要です。

イシューの落とし穴とは...?
「その時に答えを出す必要がないもの」のことです。

例えば、ある食品ブランドが長期的に低迷しており
立て直しを検討していた場合
イシューの候補として
「今のブランドで戦い続けるべきか」
「新ブランドにリニューアルすべきか」
などが上がったとしたら
それは落とし穴だそうです。

まず、はっきりさせるべきなのは
「ブランドの低迷要因」であり、
外部(市場全体、競合他社)の要因について
調べるべきだということです。
(これはなんとなく理解できました(*^▽^*))

また、イシューは動く標的であるため
同じテーマであってもイシュー考える立場や時間が
違えば、異なるイシューになるのです。

そのため、イシューと思われるものを見つけた際は
(落とし穴対策として)
・本当に今それに答えをださなくてはならないのか
・本当にそこから答えを出すべきなのか

(動く標的かをチェックする目的として)
・『誰にとって』という主語を変更した場合
イシューが成り立たなくなるか
と自問自答してみるといいかもしれません。

(2)深い仮説がある

よいイシューには深い仮説があるそうです。
そして、仮説を深める方法としては2つのパターンがあります。

1.常識を否定する
常識の否定とは
「一般的に信じられていることを並べて、その中で否定できる」、
「異なる視点で説明できるものがないかを考える」などが
この本では紹介されています。

2.新しい構造で説明する
検討の対象を「新しい構造」で説明...
なんだかムズカシソウ(゜.゜)
ここで安宅さんは4つの武器を提示してくれています。

それは共通性・関係性・グルーピング・ルールの発見です。
これらは言葉の通り、
それぞれの要素に
・共通点はないか
・関係性はないか
・何らかの軸でグループ分けできないか
・2つ以上のものに普遍的な仕組みや数量的な関係はないか

これらの構造的な理解のパターンに
イシューと思われるものが当てはまらないかを
考えることも仮説を深める一つの手になります。

(3)明確な答えを出せる
3つ目に関してはシンプルです。
「現在ある手法ややり方の工夫で、
その問いに求めるレベルの答えを出せるのか」

つまり、答えが出せる見込みがあるのかどうか
ということです。

答えが出せる見込みのない問題に時間を割いても
何も生まれないですよね。

4.イシュー特定のための情報収集

(1)1次情報に触れる
なぜ2次情報や3次情報ではダメなのか。
それは、2次情報や3次情報に
他人の仮説やフィルターが入っているからです。

確かに「イシューを設定する」とは
「自分なりの仮説を設定する」ということなので
現場で何が起こっているのかを見て、肌で感じる
(1次情報を得ること)は非常に重要なことですよね。

この本では、外部の専門家に直接
話を聞きに行くことも推奨されていました。

(2)基本情報をスキャンする
1次情報から得た感覚を持ちつつ
世の中の常識・基本的なことをある程度の
固まりで調べていきましょう。

要素の広がりが見えたら図に示した
3つにスキャンしていきます。

iOS の画像

(出所)著書をもとに筆者作成

※フレームワークについての具体例ですが、
この本では以下の5つが紹介されていました。
・総説・レビュー
・雑誌・専門誌の特集記事
・アナリストレポート・アニュアルレポート
・テーマに関連する書籍
・教科書的な書籍の該当ページ

(3)集めすぎない・知りすぎない

時として、情報がありすぎると知恵が出てこなくなるときがあるそうです。
人はある程度の情報量を超えると得られる実効的な効果が止まります。
つまり、情報を集めた分だけ、成果に比例されるわけではなく
むしろ、悪影響になる場合もあるということです。

また、その分野に詳しくなりすぎると
「自分ならではの視点」がゼロに近づき
新しい知恵を生み出すことが難しくなるそうです。

ビジネスの世界でコンサルティング会社が
繁栄している理由にも納得できますよね。

5.イシュー特定の5つのアプローチ

今までの内容でイシューが中々定まらない(-_-;)
そんなときに、これから紹介する5つのアプローチが
おすすめです。

悩み別のアプローチになっているので
すべて実行する、というよりは個別に選んで
試してみると生産的かもしれません。

(1)変数を削る
イシューに関連する要素が多すぎるがゆえに、
何が重要なポイントなのか分かりづらい
そんなときにこのアプローチはおすすめです。

いくつかの関連要素を固定し、
考えるべき変数をグルーピングなどで削ると
見極めのポイントを整理することができます。

(2)視覚化する
視覚化することによって、見落としていた
本質的なポイントが見えてくることもあります。
そのため、イシュー候補に対して
「何かすっきりしない」と感じる際は
試す価値があるかもしれません。

<視覚化の具体例>
・空間的な広がりがあるとき
→相互の関係を並べて絵にする

・順番がある場合
→パズルのブロックのように前から後ろに並べていく

・主要な属性(軸)がいくつか取れるとき
→「グラフ化」する

(3)最終形からたどる
手っ取り早くイシューの整理をするときは
「最後に何が欲しいのか、目指すべき姿は」という
最終形から逆算するのも良しとされています。

言い換えれば
「全ての課題が解決した際(ゴール)を想定し
現在の状態とのギャップを埋める」
ということです。

具体的には以下の5つが例としてこの本では挙げられています。

1.現在の事業の状況
2.事業はどのような姿を目指すべきか
3.3~5年後の目的関数をどう置くか
4.そのときの強み、自社らしい勝ちパターンをどう考えるか
5.それは数値的にどう表現できるか

このように考えると
1~5のそれぞれがイシューとなりますので
イシュー整理の際には積極的に活用していきたいですね。

(4)「So What?」を繰り返す
「当たり前のことしかイシュー候補にあがらない」
そんなときにこのアプローチはおすすめです。

これはタイトルの通り「So What(だから何)?」
という問いかけを繰り返し行い、仮説を深める方法です。

しかし、この方法を一人でやるとしんどいため
メンバーと一緒に突っ込み合いつつ
行うことが推奨されています。

(5)極端な事例を考える
要素や変数が入り組んでいる場合、
カギとなるイシューが見つからない場合は
このアプローチがおすすめです。

こちらもタイトル通りですが、
いくつかある重要な変数に極端な値をふってみて
要素がどのように変化するかに着目します。

そして、カギとなる要素を絞り込むことができれば
「そのうちのどれが本当の大きな要素なのか」を
はっきりさせることがイシューとして見えてきます。

6.所感

ここまで、一通り書いてみて
言語化するのってやっぱり難しいと
感じています。
数時間かけて最初の重要な部分を
書いたものの、まだまだ得た知識を
使いこなせていないと思います。

ただ、投稿後に何回もこの投稿を
見直して、少しずつ自分のものに
していきたいと思っています。

今回はあくまで、自分のため
というところが99%の内容ではありますが
この長い長い投稿を読んで、
それがその方のタメになるもので
あれば幸いです。

ここまでご覧いただき
ありがとうございました<(_ _)>

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