とーさんと、映画 思い出記録note
映画館でふと、眠ってるんじゃないかと気になって、決まって左隣に座るとーさんを盗み見る時がありました
真剣に観入っているとき、右手の人差し指がアゴに触れる癖は、自分自身も受け継いでいる癖。
考える人の表情で、スクリーンをじっとみているとーさん
とーさんに、時々、映画に連れて行ってもらいました
昔、小さい頃、映画館は指定席ではなくて、まぁ、多分やっちゃいけないんだけど、時間が合わなくて途中から観た映画を、もう一回最初から観たことがあります。
今ではシリーズで出ている、あの恐竜映画の二作目でした。
大きな恐竜に壁ギリギリまで追い詰められているのに、蛇にびっくりして前に出て、恐竜に食べられてしまう太った人を見て、驚いた記憶。
とーさんとは、割と色んなジャンルの映画を観たと思います。
国民的日本映画、葛飾柴又のあの人の映画も
テレビコマーシャルでやってた人気の洋画も
実話に基づいたものも
動物ものも
本編が始まる直前まで眠っていることもあれば、
結構真剣に予告を見ていたりもしました
興味ないのではと思っていた実話に基づく純愛系の映画
ちょっと気まずいなと思いつつも鑑賞しました
家で、西部劇を観るのも好きでした
飛べない豚のアニメを観て、綺麗な絵だなとつぶやいていました
DVDを借りに行って、怖いのも選んでいました
同じ映画を何回も観て
「何回か観て分かることもあるんだよ」と話すのが定番でした
最後に一緒にスクリーンで観た映画は、シベリア抑留の映画。
祖父も経験していることなので、感慨深く観ていました
リヤカーを引いて生活する母と子どもたちの姿を
昔の祖母と、とーさんに重ね合わせて観ていたようです
とーさん
おつまみと、お酒と、準備万端にテーブルに用意して、
また一緒に、映画を観たいなぁ