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運動会の撮影 R6MarkⅡと5DMarkⅣの露出設定編

秋の運動会のシーズンです。
9月に35度以上の猛暑日があり、気候変動の違和感が体に身に染みて感じる事が出来ます。
一部の学校では、5月、6月の気温が上がる前に運動会の開催日の変更を行っていると伺っています。

今回、X-T5は、お留守番です。X-T5の連写や動きモノの撮影まで、使い込んでいない事と、私の中で経験と実績(失敗も含めて)があり、一連の操作に指先が馴染んでいるCANON機の出番です。
R6MarkⅡには、RF24-105mm F4 L IS USM。5DmarkⅣには、EF70-200mm F2.8L IS III USMの組み合わせ。
フィールドの外側から撮影する場合は、5DmarkⅣにEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMをセットしますが、競技を間近で撮影できる時は、EF70-200mm F2.8L IS III USMの画角が好きです。
EFレンズは、5DmarkⅣと組み合わせなので、これで不具合が出たら諦めるしかありません。
万が一に備えて、カメラバックには、マウントアダプター EF-EOS Rを忍ばせておきました。

昨年もフィールド内で撮影出来ましたので、その経験が活かされました。
撮影が初めての競技が幾つか続きましたが、撮影のポイントと言いますか1組目、2組目の様子を窺い、白熱した雰囲気のカットが何となく予想する事に集中です。
リレーや100m走のゴールシーンなどは、絶好のシャッターチャンスなので、撮影記録が目的の場合は、外す事が出来ません。
しかし、我が子の頑張っている姿も記録したいので、その瞬間だけは、我が子優先となります。

私の個人的な見解でモノを言いますと、我が子だけでもイキイキとしたシーンの撮影が欲しい場合、撮影場所は、最重要課題です。
撮影場所と言っても、最前列が全てでは御座いません。最適な観覧場所が撮影ポイントとは限りません。
どの角度からどんなシーンが欲しいのかを考えると、撮影を行う立ち位置の検討が重要です。

今回、多くの方々が、各方面に出向いてシャッターを切られておりました。
結果は、面白い瞬間を撮影出来ていて、アングルの参考になりました。
贅沢な悩みですが、競技中の真剣な表情等にピントが有れば、それだけで十分な場面もあるんです。

ちなみに、5DmarkⅣの露出設定は、下記の通りです。
AF:スポット1点 AI SERVO(中央に固定です。)
連写:H+ (秒間7コマから10コマあれば十分です。あとは腕次第?)
SS:1/1000 状況によって1/800の場合有り。
絞り:F8固定。(薄曇りの場合、F6.3とする事も有ります。)
ISO:AUTO (屋外の晴天時の場合)

絞り値をF8に固定する理由は、スポット1点を当てる場所が、「胸」なんです。動きモノの撮影に構図の考察なんて有りません。とにかく、被写体を中央に捉えて、俗に言う「日の丸」構図です。RAWの現像の際に、トリミングで、構図を考えれば良いんです。
昨今、「顔認識」や「瞳検出」がミラーレス機で話題を盛り上げていますが、レフ機の場合、そんな便利な機能が御座いませんので、被写体の「胸」にAFポイントとしています。
ミラーレス機で、複数の被写体が被って、狙い通りにピントが来ない場合は、上記のように「スポット1点」で狙います。
スポーツの撮影で、ミラーレス機の「顔認識」や「瞳検出」を信じるか信じないかはお任せしますが、ピントが外れる理由をカメラの不具合や不良品扱いをすると、メーカーの宣伝広告に乗せられているだけだって分かっちゃいます。
カメラボディのAF機能は、あくまでも撮影者の補助なんです。カメラが勝手に自動で撮影を行うモノでは御座いません。
高スペックのボディで、シャッター押したら希望通りの撮影が出来るか出来ないかは、撮影者次第です。
年に1回程度の運動会や発表会のみに、デジイチを持ち出して、「さあ、撮るぞっ!」って、そのためのカメラなので、ほんの少し予行練習しましょう。リビングで走り回るお子さんを、ファインダー越しに追いかけるだけでも練習になりますよ。
最低限、運動会のプログラムは、頭の中に叩き込んでおきましょう。競技が始まってからでは、撮影が間に合いません。

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