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FUJIFILM X-T5 日々の雑感 ➁操作性

撮影中で露出設定に限定するならば、X-T5は、とても良好です。
絞りの操作のみ、純正のレンズとサードパーティー製のレンズで違いが生じますが、シャッターボタン下の「フロントコマンドダイヤル」で絞り値の変更が可能ですので、撮影時に戸惑う事は御座いません。
純正レンズは、絞りリングの刻印で絞り値が分かる程度で、メイン機のR6MarkⅡと同様にEVFやモニタで確認出来れば大丈夫です。

雨あがりの昼間に近所の公園まで撮影に出かけてみました。
レンズは、久しぶりのXF23mmF2 R WRです。SIGMA18-50mm F2.8 DC DN Contemporaryに慣れてきたこともあり、単焦点レンズの練習も兼ねて持ち出しです。

雰囲気は、XF23mmF2 R WRで十分ですが、開放値ですとボケる範囲が多いせいなのか全体がモヤモヤしていたので、F4からF6.4まで絞るとX-T5と相性が良いようです。
カリッとした写りや発色は、好みで分かれるところですが、SIGMA18-50mm F2.8 DC DN Contemporaryが一枚上手かなと。
これは、レンズの優劣の判断ではなく、被写体に合わせてレンズの選択を行う事で、表現の幅が広がります。
「フィルムシミュレーション」を積極的に使用したい時には、XF23mmF2 R WRのレンズがお勧めですし、絞りリングによる撮影も楽しいです。

X-T5の露出設定については、ダイヤルによる目視が出来るので分かりやすいのが一番。
ただ、露出設定を思い通りに操ろうとすると、経験と知識、後は失敗を恐れない挑戦心。挑戦と言っても闇雲に撮影すると、パソコンの容量の無駄遣いになり兼ねません。求めている写真を想像しながら、露出設定を考える。CANON機で言うところの、Av、Tv、Fv、Mを適材適所に使い分けれる知識が有れば、X-T5のダイヤル類は、強い味方となってくれます。
絞り優先(Av)とSS優先(Tv)を上手く組み合わせる事で、撮影の楽しさが倍増します。
風景や固定された被写体などの撮影では、絞り優先で十分楽しめるので、被写界深度の変化を試すには、X-T5が扱いやすいです。

XF23mmF2 R WRは、単焦点レンズ特有の透明感のある写りなので、道端の草花や風景など、じっくりと撮影の過程を楽しめます。
X-T5の取り扱いには、CANON機の瞬発力よりも、被写体を観察しながら露出やアングルをアレコレ考えて撮影を楽しむのが魅力です。
細かなメニュー画面については、まだまだ使っていない機能が沢山ありますし、AF-CとCH、CLも試していません。
連写は、使い慣れたCANON機に任せているので、面白い風景や建物、スナップなどの撮影をX-T5で楽しんでます。

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