FIJIFILM X-T5の購入計画までのお話。
昨今、カメラ界では、CANONの新しいボディの話題が盛り上がっています。AIを駆使したシーン別の被写体認識、視線入力のAF等々、ミラーレス機の可能性を広げてくれています。
CANONの電子的な性能は、S社と比較されやすいが、センサーの自社製造に拘るなど、「写真とは何ぞや」を追い求めながら我が道を進んでいるように見えます。
さて、私も「写真とは何ぞや」を模索しながら、長年、CANONにお世話になり、時にお布施の様な事を繰り返して、現在に至ります。
事の発端は、SIGMA製のレンズを一つの専用ボディで楽しみたい。から始まった。SIGMA製のレンズを順当に検討すれば、SIGAM fp または、fpLが妥当かもしれない。35㎜フルサイズのライカLマウントは、無茶苦茶魅力的です。
具体的に何が足りないのか説明が出来ないが、使い勝手が良い、とか、操作をしている充実感とかが欲しかったのかもしれない。
漠然とした思いは、X-T50の発売で一気に込み上げてきた。FUJIFILMのボディでSIGMAのレンズは、面白そうだと。
もちろん、FUJIFILMのライセンスが有るレンズは、一連の動作において保証済みと言う事だろう。
ここで誤解を招く恐れがあると宜しく無いので断っておくが、純正のFUJINON製のレンズを否定するものでは御座いません。純粋に、SIGMAのレンズで遊びたいだけなのでご了承いただきたい。
FUJINONのXF16-55mmF2.8 R LM WRは、興味が有るんだけど純正のレンズは、EF、RFマウントのCANON機に任せる事にする。
X-T50の購入計画を検討した。比較対象は、X-T5とライカLマウントのPanasonicのボディ。
連写のコマ数やAF性能などは、問わずじっくりと撮影の操作と写真を楽しみたい。
ボディデザインの比較で、早々にX-T50とX-T5に絞り込む。
さて、ここからが一長一短の堂々巡りだ。
センサーとプロセッサーは、ほぼ同じ。しかも、X-T5は、2022年の発売なので、最新型とは言い難い。
X-T50の売りは、左側のダイヤルに「フィルムシミュレーション」を設けた。
恐らく、我が家に1台目のデジカメだったら、このフィルムシミュレーションダイヤルは、買っていたと思う。
「REALA-ACE」「CLASSIC NEGATIVE」「CLASSIC CHROME」この3つに固定された状態で使い込んでいくのが想像できる。
しかし、撮影の操作を楽しむのは、個人的に露出設定が基本と考える。
となると、絞り、SS、ISOそして露出補正の組み合わせを、レンズの美味しいところや、好みの設定を模索できる機能が必要。
話は逸れるが、ネット上でカメラの購入後の相談に、絞りやSSを具体的に聞いている輩が居る。
露出設定に、正確な答えは無い。なぜなら、撮影時の光の加減、光の向き、気温や湿度など、同一の条件は、撮影会でも一緒にならない限りまず無い。
最適な絞りやSSを確認したい時は、カメラのAUTO又は、プログラムのモード(シーン別も含む)で撮影し、その数値を参考にすると良いだろう。
メーカーが膨大な撮影シーンから限りなく妥当な露出設定を導き出したのが、AUTOのモードなので使い方次第で参考になる。
X-T50のフィルムシミュレーションダイヤルよりも、ISOのダイヤルに軍配が上がる。
ISOダイヤルの使い方は、ISO400程度に抑えたいなど、感度が上がり過ぎると思ったら、SSや絞り値と相談する。SSも限界が有るので、三脚の必要性も考慮する。
ISOの範囲設定も可能だが、上限の云々ではなく意図的にISOを固定したい時のお話です。
結局のところCANON機は、RAW保存で写真の選別後に現像を行っていることから、フィルムシミュレーションもRAWの現像時に設定している。つまり、フィルムシミュレーションは、JPEG保存用に設定を行っているが、あくまでも保険としての機能となっている。
この辺は、RAWの保存からPCで現像を行うのか、JPEG保存で撮って出しの写真が良いのかの判断基準となる。
話が長くなりそうなので、今回はここまで。