RF24-105mm F4 L IS USM の続き
ガンダム エアリアルに夢中になっている息子から、撮影の依頼が入りました。
エアリアル 改修型として3月18日に発売だったそうでして、黙々と制作に没頭していました。
ジオラマ風に戦闘シーンを想像できる撮影も可能ですが、今回は、エアリアルの完成度、制作の完成度ではなくガンプラ自体の製品としての完成度が高かったので、シンプルに撮影を試みました。
組み上げただけで、ここまで来ると、約◎×年前のファーストガンダムの時代と比較すらできません。
RX-78のガンダムやシャアザクなどの制作では、モノアイに発光ダイオードを埋め込んだり、腕や脚のボリュームを増やすためにプラバンを挟んでからパテ埋めしたりと、たぶん、当時を知る方々は共感して頂けると確信しています。
その後、マクロスのバルキリーやエルガイムのMarkⅡも作った記憶が蘇ってきました。
いやだから、ガンプラの話じゃなくって、レンズの話をしてんだぞ。と、我に言い聞かせて、RF24-105mm F4 L IS USMです。
R6MarkⅡとの組み合わせでは、誠に良く写るレンズです。クッキリカッチリの写真が受け付けない方には、お気の毒ですが、簡単な撮影でここまで綺麗に写してくれると、今後のスチルカメラとしてのデジタル技術は、どこに向かうのか見当もつきません。
また、こんなクッキリカッチリの写真ばかり見ていると、レンズのクセによる曖昧な表現とかを求めて、オールドレンズに走りそうな気配も感じます。
その辺は、5DMarkⅣとの組み合わせで、EF50mm F1.4 USMも持ち合わせており、MTF曲線を見る限りでは、誉められた特性は無いですが、そこは、光学設計的の典型的な「ダブルガウス」と呼ばれるレンズ構成を楽しめる安価やお勧めレンズです。
比較はしてみませんが、EF50mm F1.4 USMでは、クッキリと写らないと思います。
カメラの世界もスペックが向上していき、デジタル補正も含めて撮影後の修正が可能となると、レンズのクセによる味などを追及する事になるのでしょう。
バイクや車が、馬力や最高速度の競争に飽きてくると、乗り味や見た目の演出など、本来の性能はそこそこにして、個性が際立つ演出が必要になってくるようなところでしょう。
5DMarkⅣにEF50mm F1.4 USMやEF24-70mm F2.8L USMを組み合せて楽しむ撮影は、カタログ数値によるスペックで語る事の出来ない表現が結果として反映されるので、解像度や色合い、フレアの問題を突き付けられると、少し違う世界だと認識できるかもしれない。
RF24-105mm F4 L IS USMの名誉のためにも言っておくが、性能を突き詰めると、クッキリカッチリの画像で良いと思います。被写体を忠実に画像として写し出しているのだから、そこは、優秀なんです。
だたね、人間って我儘だから、曖昧な世界を残して写せるオールドレンズも楽しめる趣味の世界なんです。