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毛抜き、手抜き|ふあんクリエイターの実行日誌

我が家の灰色うさぎ、「うさ地蔵」が衣がえをしている。

いま、「換毛期」と言って、冬用の毛(冬毛)に生えかわっているのだ。この時期は、日々こまめにブラッシングをし、浮いてきた毛を取り除く必要がある。

でないと、

毛づくろいをしたときに毛を飲み込んでしまい、その毛がうまく排出できない場合、毛が消化器の中で固まって、生命の危機に至る場合もある

とのことで、容赦なく。

ただ、うさ地蔵はブラッシングを嫌がる。
毛抜きチャンスは、食事中や食後の油断してくつろいでいるときだが

うさ地蔵「うわあぁああ〜!!!」← たぶんこう言っている。

背後から近づく巨人(わたし)の手にブラシ。
すぐに異変を察知して、目を丸くして跳び出してしまうことがしばしば。
さすが草食動物!そうだね、もしわたしが同じ立場だったら、きっとこわいなあ。

よって、伝家の宝刀!「おやつ」(乾燥させたリンゴやパパイヤ)を少々。
機嫌が治ったところで、うさ地蔵がブラシが大変お嫌いなことも承知しているため、わたしによる丁寧な「手抜き」(手間がかかるので本来の意味ではなくなってしまうのだが)コースになる。

でもね、撫でながらつぶさに抜いていくと、なんだか

毎日、一生懸命生きているねという、もこもこ、ぬくぬく、まるまるとした、いのちのかたまりがありますよ、という、なんとも言えない気持ちが、こみ上げてくるのだ。

換毛期は、毛がボサボサでオンボロ感がある。そこがまた、かわいいもので。

この冬も、一緒に暖かくして乗りきろうね。

[ 日誌はつづく ]

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