B.プレミアは26、B.ONEは何クラブ?
Bリーグ島田チェアマンのnoteのとおり、B革新初年度のBリーグプレミア所属クラブは26となりました。では、BリーグONEは何クラブでスタートするでしょうか。こちらは10か月先の2025年10月に決定します。
Bリーグ(B1, B2)およびB3リーグに所属する全55クラブのうち、26クラブは初年度からBリーグプレミアですから、残りは29クラブから決まることになります。参加条件は、少なくとも平均入場者数1,500人、売上2.5億円以上、そして現B1基準のアリーナ(3,000席)が確保できているかとなります。
この基準、現在Bリーグに所属しているクラブはすべてクリアしているだろうと考えて良いかと思います。開示されている経営情報で、これに全く届かないような数字が報告されているクラブはありません。
では、これまでに全く開示されていないずっとB3所属のクラブはいかがでしょうか。昨年度の実績では、活動終了した豊田合成を除いた10クラブが1,500人に達していませんし、今シーズンの途中経過でも9クラブが達していません。サッカーと違って大きい箱で数字を一気に吊り上げることが難しいため、現状3桁の4クラブはかなり厳しくなってきたのかもしれません。
もし全55クラブのうち、26クラブがB.プレミア、20-25クラブがB.ONEで、B.NEXTが4-9クラブしかないとすると、B.NEXTで何周対戦するかわかりませんが、2026-27シーズン以降に正ライセンスの基準となる平均2,400人の売上4億円を達成するのは、ほぼほぼ不可能ではないかと危惧されます。つまり山口パッツファイブのようなクラブは、今の1,440人をもう少し底上げして、1,500人以上の集客を達成することが極めて重要になるのです。
売上についても、順位表(スタンディングス)でB3下位にいるチームは、売上2.5億円を達成するのはかなり難しいと思います。選手にお金をかけておらず、勝てないので、集客も苦しくなり、チケットやグッズが多く売れることは難しいです。このあたり、クラブが実情を開示して、ブースターをはじめとするホームタウンの市民に応援をしてもらったほうが良いと思います。
プロスポーツクラブに対しては、賛成派、容認派、反対派など、さまざまな方がいるのは事実です。ただ、地域が盛り上がる材料を自ら手放すことほどもったいないことはありません。要望は出しつつ、前向きにかかわっていくのが良いのではないでしょうか。