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ゆめみ保健室のキャリア支援-Phase1-

メンタルヘルス対策に追われたゆめみ保健室2年目の2023年、メンタル不調の一次予防の一環としてキャリア支援もしっかり進めていこうと改めて思い2024年からキャリア開発を計画。
1年駆け足でやってきた「ゆめみ保健室のキャリア支援」、一部noteに公開しますが、まだ始まりに過ぎず、2年目3年目と形を変えて見直して行きたいと思っています。


メンタルヘルスの一次予防として

メンタル不調の理由は様々ですが、キャリアに関する何かしらの悩みがメンタル不調になっていることが多いことに気づきました。
ゆめみの組織柄自然なことだと思いながらも、得意なことが見えやすい反面、ネガティブなことが表面化してきた場合に自責傾向に陥りやすいメンバーが多いと感じ、しっかり対策をしていかなくてはと思い、踏み切ります。

そこでこれまでメンタルヘルス対策に注いできた業務の一部をキャリア支援にも力をいれることにしました。
重要なのは誰に何をしていくか。詳細はここでは書けませんが、エンジニアならではの悩みの他に、フルリモートやフラットな組織も影響しているのではないかと仮説を立ててプランを立てること、そして定期面談の重要性も認識しました。

ゆめみ保健室のキャリア支援

キャリア関連の本をいくつか読んではみたのですが、そのままではゆめみの組織に当てはまらずしっくりこない…。基礎を学び直そうと「キャリアコンサルティング理論と実際」の最新版を購入しました。今ではこちらが私の教科書であり、常に参考にしています。キャリアコンサルタントの試験が終わってからこそ実務で必要な1冊だと実感。

1.ゆめみメンバー向けのキャリアプランシートを作成

厚生労働省が推奨しているジョブ・カード。
これを元に項目を追加してゆめみ用にアレンジして作りました。
ゆめみではキャリア面談の時にキャリアプランシートを事前に記入してから来談してもらうスタイル。先ずはしっかり可視化することで自分と向き合ってもらい、キャリア面談で言語化して気づきを得てもらっています。

2.セルフ・キャリアドックの導入

いよいよ導入をしました。先ずは当時入社3年目になった22卒メンバーへ必須研修として受講してもらいました。
企業としてキャリアコンサルタントとして国が企業へ努力義務として推奨しているものは取り入れていきたいという思いがあります。

そして、私自身も研修講師になるため、外部キャリアコンサルタントの方に先ずは入ってもらい学びを得て、さらに某大手スクールで「企業のセルフ・キャリアドック入門」著者の増井一先生の講座を受講しました。こちらの本は入門のほかに実践もあります。

3.職種ごとのキャリア開発を計画

上司がいないフラットな組織のため、キャリアの相談先が明確ではないことで率先してキャリア支援をすることも必要だと感じました。
エンジニア、デザイナー、オペレーターなど職種ごとにチームが組まれているゆめみの特徴的な組織ではありますが、逆にそれがキャリア開発を考えた時にやりやすさもあります。
また、チームのキャリアについて課題感をもっている一部メンバーから相談を受け、とりあえずやってみることに。
詳細は書けませんが、チームをまとめるメンバーとキャリアコンサルタントとしての介入の役割を活かせるような関わりを試験的に導入。
何もしないより「とりあえずやってみる」ことが大事。今年は見直し期に来ています。

4.キャリア面談の幅を広げ面談機会を増加

メンバーの状況に合わせて必要な人に必要なキャリアの提案ができるように個別のキャリア面談を増やしました。定期面談の時間を延ばしたことで見えてくるキャリアの悩みからその先のキャリア面談につなげました。

  • 休職から復職後のキャリア面談

  • ジョブチェンジによるキャリア面談

  • 年末の振り返り及び短期的なキャリアプラン

マイナビ転職 BEST VALUE AWARD大賞を受賞!

「給与アップ」「働きかた」「キャリア支援」 の3項目において、働く人にとっても社会にとっても価値ある取り組みを実施し総合的に特に優れた成果を挙げた企業へ進呈されるこのアワードでゆめみは大賞を頂きました!
ゆめみ保健室にとって「キャリア支援」も入ったのはこの上ない喜びです!

2025年2月、マイナビ転職 BEST VALUE AWARD授賞式にて

これからのゆめみ保健室のキャリア支援

セルフ・キャリアドックを必須研修に

入社3年目の新卒メンバーを対象としたセルフ・キャリアドックを必須研修として受講することになりました。社内で対応できるキャリアコンサルタントも増えたので今後受講対象メンバーが増やせそうです。
企業内にキャリアコンサルタントが必須の時代も来るのではないでしょうか。

ライン向けのキャリア研修

チームのリーダーを担っているメンバーがキャリア面談ができるように支援していくことも、メンタルヘルス対策であるラインケア同様必要だと思っています。
但し、業務負荷になることを避けなければならないため、職種による課題を洗い出して1つずつ対応することが必要。時間もかかりそうですが形にすれば今後も受け継いでいけそうです。
それはゆめみメンバーの面倒見の良さが利点になっています。

ライフステージに合わせたキャリア支援

メンバーが400人いればどれ1つとして同じキャリアはなく、その人の特性やライフステージによって変わってきます。それらに応えたい

  • 育休から復職後のキャリア面談

  • ミッドライフクライシスに対応したキャリア面談

  • 介護による一時的なキャリアを見据えた相談

メンタルヘルス対策のひとつとして、企業がキャリア開発を進めていく理解を促すきっかけになればと思いnoteに残します。
そしてまだゆめみ保健室のキャリア支援は始まったばかり。メンバーに協力を得ながら私が良いと思うことをやるのではなく、メンバーを巻き込んで行けるのが理想です。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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