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親の生活を立て直すために私がした3つのこと

私の両親は2人そろってかなりずぼらです。

ちゃんとした食事をとらず、電気をつけたままリビングで眠るので十分に体が休まっていなかったのでしょう。
不健康な生活を続けた結果、2人そろって倒れてしまい、入院することになりました。

親の入院は大変な出来事でしたが、それまで見て見ぬふりをしていた数々の問題に本腰を入れて取り組むいいきっかけになりました。

今日は、親の入院をきっかけに私が取り組んだ、親の生活を立て直すためにした3つのことをご紹介します。


1. 実家の片づけ


両親の住む実家は、それはそれはひどい有り様でした。

入院する前にも何度か片づけをしようと申し出たことはあったのですが、両親は受け入れてくれませんでした。
勝手にものに触られたり、捨てられたりするのを恐れたのでしょう。
子に迷惑をかけたくないという思いもあったのかもしれません。

両親の入院は、手が付けられずにいた実家の片づけをする千載一遇のチャンスでした。

  • 明らかにいらないもの・不衛生なものは容赦なく捨てました。
    親の片づけの本には「子から見て不要なものでも、親のものを勝手に捨ててはいけない」と書かれていますが、そんなことを言っていたら片付けがまったく進みません。
    私から見て明らかに不要なものや不衛生なものは、心を鬼にして捨てました。

  • 親の思い入れが深そうな置き物や写真などの思い出の品は、部屋に残すのは必要最小限にして、残りは段ボール箱に詰め込んで物置部屋に入れました。

  • 何年も積み重ねられてきた大量の書類・郵便物は、
    ▶ 明らかに不要なもの
    ▶ 必要そうなもの
    ▶ 必要か不要か判断に迷うもの
    に分けました。
    そして、明らかに不要なものは捨て、必要そうなものはファイルに整理し、必要か不要か迷うものはとりあえず段ボールに詰め込みました。

  • 尋常じゃない量のホコリがたまっていたので、マスクを二重にして掃除をしました。

  • キッチンの汚れた食器はいちいち洗っていられなかったので容赦なく捨てました。

  • トイレ・洗面・風呂・キッチンのこびりついた汚れは素人の手には負えなかったので、掃除業者に依頼しました。


2. 介護サービスの利用開始


地域包括支援センターに連絡をして要介護認定の申請をし、介護サービスの利用に向けた手続きを進めました。

申請から2か月後くらいに無事に要介護度が決まり、包括の方に紹介していただいた小規模多機能型居宅介護の事業者にお世話になることになりました。

今はヘルパーさんが毎日訪問介護に来てくれ、週に2回デイサービスに通っています。

それまでできていなかった、
▶ 栄養バランスのとれた食事をとる
▶ 風呂に入って体をきれいにする
▶ しっかりと睡眠をとる
▶ 人と関わる・話す
といったことができるようになり、人間的な生活を取り戻すことができました。

3. 用事をつくって実家に行く


ヘルパーさんが毎日来てくれるとはいえ、すべてを任せきりにするわけにはいきません。
退院後は何かと用事をつくって実家に行くようにしています。

私は用事がないとなかなかふらっと立ち寄ることができないタイプなんです。
実家とそう遠くない距離に住んでいるので、行こうと思えばいつでも行けるのですが、なかなかそれができないんですよね。

だから、病院への送迎や買い物の付き添い、役所手続きのサポートなど、何かしらの用事をつくって、実家に行かなければならない状況を自らつくるようにしています。

そうすることで、親と話す機会は必然的に増え、おかしな様子に気づくこともできるようになり、対処がしやすくなったように思います。

おわりに


今日のまとめです。

私が両親の生活を立て直すためにしたことは以下の3つでした。

  • 実家の片づけ

  • 介護サービスの利用開始

  • 用事をつくって実家に行く

入院する前は、荒れ果てた実家をどうすることもできませんでした。
また、両親の乱れた生活スタイルを立て直すことも不可能に思っていました。

でも、できることからコツコツとやっていくことで道が開けました。
親の生活をどうしたらいいのか困っている方に、少しでも参考になればうれしいです。


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