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ウルトラセブンと亭主関白

ワイアール星人登場の回、「緑の恐怖」。
1967年放映。

宇宙ステーションから帰還した石黒隊員を諸星ダンがポインター号で自宅に送り届ける。

石黒邸は、石黒隊員かその妻の実家が太いのか、石黒の給料がとんでもなく高いのか、豪邸である。

車から石黒の荷物を下ろしたダンだが、
石黒邸のお手伝いさん(美人)が、
「私が。」と言うと、でかいトランクを彼女にホイッと渡すとサッサと帰ってしまう。
オイオイ、運んでやれよ…お手伝いさん、ヨロヨロしてるじゃない。


自室に籠る石黒は、小包で送られてきた変な鉱石に触れワイアール星人(木とも蔓とも海藻ともつかぬ緑の怪物)に変化し、人を襲いに窓からズルズルと出ていく。
ワイアールって、葉緑素(YouRyokuso)から来てるんだって。プフッ(失笑)

石黒夫人(可愛い美人)は、部屋の扉をホトホトと叩く。
「あなた、どうして鍵をかけていらっしゃるの?開けてください。」
久しぶりに帰宅したのに、部屋に鍵をかけて閉じこもっちゃう夫(怪物)。ヒド。

石黒夫人は、この後、石黒隊員に化けたワイアール星人と電車で箱根に向かう。(疎開という名の湯治。その証拠に夫人はウキウキしている。)
夫人は、変身が解けてワイアール星人になりつつある石黒隊員(隣で緑がユサユサしているのに)に気がつきもせず、夫にみかんの皮を剥いてやっているのである。

「あなた💕剥けたわ。」
と言って、緑の怪物を目の当たりにし、自分が目を剥いちゃうのである。

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思い出しましたよ。
実家でも、父が一番風呂だった。
父の茶碗のご飯があと少しになると、
「おかわりします?」と聞いていた。
そして、父にだけ何やら美味しそうな酒の肴が一品二品付くのであった。

私の連れ合いは、
「一世代遅く生まれた!」と悔しがる。
すんませんねえ。
料理も掃除も洗濯もアイロンかけもやってもらって。






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