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上京するも一日で挫折

これは僕がまだ受験勉強を始める一年前の8月 当時の僕は高校卒業後社会人になったが会社の労働時間の長さや「一日平均13時間労働」や上司と馬が合わないことから就職してから三ヶ月遂に精神的にきつくなり会社を休み精神科に行くことにした。結果は適応障害だった。そして休職して約三週間会社に復帰するかどうかを考え結局辞めることにした。
そして実家暮らしで会社が激務と言うこともあり金を使う時間はなく三ヶ月労働だが貯金は30万貯まっていた。普通の人なら別の再就職先を探したりするのが一般的だが僕は何を血迷ったのか何の当てもなくただ漠然と東京に行けば何か出来るかもしれないと言う俗に言う「アメリカンドリーム」みたいな考えに陥ってしまった。そしてある程度の財産と衣類をカバンにまとめて上京する事になる。そして昼の三時ついたのは東京駅そこから名の通った場所に行こうと思い電車に乗ってスクランブル交差点で有名な渋谷に降り立った。今まで大阪の田舎に住んでいた人間が東京に一人で行くと間違いなくホームシックに陥ることにる。東京に着いて一時間圧倒的な都会の喧騒にやられて急にホームシックに陥る。「帰りたい」しかし何も結果を出さないで帰りたくないそう言う思考だった。そしてとぼとぼと歩いていると気づけば夜の七時を回っていた。今日はとりあえず近くのカプセルホテルに泊まろう。そしてネットで調べて一番近いカプセルホテルが新宿の歌舞伎町だった。歌舞伎町と言えばぼったくりの街 しかし当時の自分はそんなこと一切何も知らなかった。カプセルホテルに着きカバンを置き財布を持って先ずは居酒屋に行った。居酒屋もぼったくりが多いと言われているがこの居酒屋は特に値段も平均的でだいたい1500くらいで収まった。しかし問題はここからだ。僕はキャッチに夜のお店に行きませんかと声をかけられる。もちろん風俗の勧誘だ。しかしこの時の僕は風俗に行きたい気分などではなかった。そして僕は徐におっぱぶに行きたいですと言った。今思えばキャッチに引っかかるなど絶好のカモだ。しかし当時の僕は寂しさのあまり声をかけてもらえるのが嬉しくてキャッチの声に耳を傾けてしまった。そして歌舞伎町の繁華街の奥底にあるビルのおっぱぶに入ることになった。  

後編に続く。

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