湿布は気持ちいいけど医学的にはあまり意味がない
先日、生涯初めて「ギックリ腰」になった。
重いものを持ったわけでもなく、ちょっとした体勢の崩れで「グキッ」となった。
痛い。寝返りをうつのも辛い。靴下なんか履けない。
「良い姿勢」をしていると多少楽なので、仕事中はいつになくシャキッとしていたと思う。
痛いから薬をのむ。ロキソプロフェンを処方してもらった。ロキソニンのジェネリックだ。
常々聞いていた評判通り、よく効いた。
世の中にはロキソプロフェン程度じゃ太刀打ちできないような強烈な痛みがあるのを考えると、今回のギックリ腰程度で騒ぐのは宜しくないと思った。
湿布もしてみた。湯上がりに使うと気持ちいい。でも、2時間も経つと貼っている事すら忘れてしまう。
ロキソニンが流行る前に広く使われた鎮痛剤の成分が配合された湿布だけど、一瞬気持ちいいだけで鎮痛効果は殆ど実感できない。
世界を見渡しても湿布が生活に根ざしているのは日本だけだと聞く。
製薬会社には申し訳ないけど、これが保険診療で処方できるのはこの時代もう許されないんじゃないかと思う。