プロダクト名が表に出ないホワイトラベリング
個人開発 Advent Calendar 2019 6日目です。
昨日は個人サービスを作る人は電気通信事業届けとか、特定商取引とか気にかけてる?でした。
弊社では、電気通信事業の届出を提出するまで、メール通知機能を提供しなかったな、というのを思い出しました。
本日は、「プロダクト名が表に出ないホワイトラベリング」についてです。
プロダクト名が表に出ないようにする
ソフトウェアやウェブサービスには名前が付いています。どのソフトウェアを使っているかを知られても問題ない場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。
弊社ではホームページ上で見積書PDFを発行できるウェブサービスマイ見積を公開しています。ウェブサービスとして提供する他、オンプレミスで顧客サーバー上に設置することもあります。マイ見積を導入する会社が、「使っているソフトウェアが外部に容易に知られるのは嫌だ」ということがありました。
ホワイトラベリング
そういった場合に必要となるのが、ホワイトラベリングという仕組みです。使っているソフトウェア名などを容易に知られることがないようにします。(厳密には、HTMLコードやURLなどの特徴から、詳しい人には判明してしまう可能性が有ります。)
元となる concrete5 にホワイトラベリングの仕組みがあった
幸運なことに、マイ見積がベースに採用したconcrete5(CMSの一種)には、ホワイトラベリングの仕組みが用意されていました。このため、concrete5のホワイトラベリングの仕組みをまねることで、顧客の要望に対応することができました。
下記のコードは設定ファイルの使い方 concrete5 Japan 日本語公式サイトより引用しています。
'white_label' => [
// 左上のロゴ画像
'logo' => '/logo.png',
// アプリケーション名、デフォルトはconcrete5
'name' => 'sement6',
// ログイン画面の背景画像を 'none' 指定で表示しない
'background_image' => 'none',
// ログイン画面の背景画像をURLで指定
'background_url' => '/background.jpg',
],
こういった仕組み(設定ファイルでホワイトラベリングできるようにする)を用意しておけば、「どのソフトウェアを使っているか知られたくない」という要望にも対応できます。