フリをすることの重要性
小さい頃にプリキュアや、仮面ライダーに憧れたことがある人も多いかも知れない。
世代によってはセーラームーンや、ウルトラマンだろうか。
それらに夢中になっていた当時は、
すっかりヒーローやヒロインになり切って、ごっこ、をしていたと思う。
なり切っていた時は、とても気持ちがよく今でもその時を思い出す人も多いかも知れない。
さて、残酷にも時は流れ、あなたは大人になり、ごっこをしなくなった。
なりきりセットを使わなくなってしまった。
と、思い込んでいる。
しかし、実はあなたは、ごっこ、をしているのだ。
会社では部長「ごっこ」、家庭ではお父さん、お母さん「ごっこ」
両親の前になると子供「ごっこ」など。
やってみるとわかるのだが、
同じクラスのメンバーを面接官と被面接者にわける。
すると不思議なことに、面接官はちょっと偉そうになり、
面接を受けるものは緊張したりするものなのだ。
何が起きているかというと、それぞれの役になり切っているのである。
さて、ここであなたがするべきことは決まった。
つまり、賢くなりたいのであれば、賢いフリを、
強くなりたいのならば、強いフリを、
天才になりたいのであれば、天才のフリをするのだ。
本気でプリキュアになりたい人は、プリキュアのフリをするのも良いだろう。
キャッチミーイフユーキャンという、レオナルドディカプリオが主演の映画がある。
これは実話が元になっているらしい。非行青年が航空機のパイロットのフリをしたり、医者のフリをして手術台に向かったり、弁護士のフリをして裁判に挑む。
もちろん免許や資格なんてない。
しかし、彼のあまりの堂々とした態度に、周囲の人は騙されてしまうのだ。
念のために書いておくが、
決して騙すことを推奨しているわけではない。
事実よりも態度の方が重要だということである。
さあ、あなたは何のフリをしたいだろうか?