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鹿児島と東京をオンラインでつないでみた。
おはよう、こんにちは、こんばんは。鹿児島おじさん、ヘスおじさん、ことGMOペパボの北文人(@fumito777)です。
GMOグループとして在宅勤務に移行したのが2020年1月27日なので実に2ヶ月の間ほとんどの時間を自宅で過ごしていることになります。(本日3月26日)
新型コロナウイルスの影響でなかなか落ち着かない日々が続きますが、制作に協力させていただいた『鹿児島県新型コロナウイルスまとめサイト』が無事リリースすることができましたので、構築までの背景をnoteに残したいと思い立ち午前3時に書いています。(おそっ!いや、はやい?)
▼ペパボからのリリースはこちら▼
このコロナウイルスまとめサイト構築のきっかけは、東京都の宮坂副知事のツイートでした。
東京都が開設した新型コロナウイルスの対策サイトのソースコードをオープンにして提供すると、東京都の宮坂副知事のツイートが拡散されていたのが3月6日(今っぽい、気になる。)
先ほどの知事会見で知事からも正式に話がでましたが、ほかの自治体のみなさまが同様の都道府県版や市区町村版のサイトを作りたいときに、このプログラムは再利用可能です。ご活用ください。なお記事ではスマホになってますが、スマホ/PCもレスポンシブルでやってます。https://t.co/G0DLZP08vb
— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) March 6, 2020
このツイートを見て我々でもできることがあるのではないか?そう思っていたところ、ペパボの社内Slackにてケンタロ社長から、鹿児島でもニーズがあったら提供したいと、一言。(やるなら今しかねぇ)
ペパボには、優秀なエンジニアもたくさんいるし、レンタルサーバー「ロリポップ! 」やドメイン取得サービス「ムームードメイン 」の事業展開もしているしチカラになれることがあるかも。(やるなら今しかねぇ)
ちょうど、鹿児島市との連結協定の件で行政の方々と頻繁にやり取りをしていたので、行政の方にオープンソースの活用についてご相談してみたところ担当部門に繋いでいただけた。しかしながら、鹿児島では感染者が出ていない状況もあり、行政としてオープンソースを活用することはいったん保留となりましたが、さらにそれから数日後、facebookにて自分宛にとある方からメンションが飛んできたことで、鹿児島の有志の方々がエンジニアを募り東京都のオープンソースを活用したサイト構築を模索していたことを知る。
早速ペパボの社内Slackでエンジニアの方々に呼びかけてみたところ、ペパボのCTOでもある、あんちぽさんとテクニカルリードくろくんが「速」で反応してくれて、すぐにfacebook上で鹿児島の有志の方にお繋ぎしました。
あんちぽさんもくろくんも、ケンタロ社長のSlackでの一言があってすぐに、素振りをしていたようで(笑)それから後はオープンソースを活用して、みるみるうちに鹿児島県版のコロナ対策サイトが構築されました。(はやかった)
さらには、北海道のコロナ対策サイトのアイキャッチ画像が素晴らしく。
参考にしつつ、鹿児島でもできる限り前向きになれるイラストを作りたいと昨年THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVALのコラボレーショングッズでご協力いただいた、鹿児島在住のイラストレーター堂本健太郎さんにお声がけしてみたところ快く引き受けてくださいました。あがってきた作品は予想以上の仕上がりでさらに感激しました。(感激・感謝)
東京と鹿児島それぞれで暮らす、エンジニア、イラストレーター、自治体、など業種も違う人たちが、インターネットでつながり、それぞれの強みを活かしてリアルに顔合わせをしなくても必要とされるものを創りだすことができたことは貴重な経験となり自信にも繋がりました。
イベントの自粛が続いたり、まさかのオリンピックまで延期になったりと、目まぐるしく、ありえないほど状況も変化していますが、変化の中でできることを模索して、新たな場を創りだしておくことでアフターコロナの世界でもやっていけると確信していたりします。
ではでは。