風くんがスヌーピーを好きなわけを教えてくれた一冊の本
『心をととのえるスヌーピー』悩みが消えていく禅の言葉 (チャールズ・M・シュルツ著 訳:谷川俊太郎 監修:枡野俊明)
図書館で見つけたが手元に置いておきたくて結局買ったこの一冊。この本を監修された枡野俊明さんは、曹洞宗 徳雄山 建功寺第18世住職、多摩美術大学環境デザイン学科教授、庭園デザイナーという肩書を持つ方で、2006年「ニューズウィーク」日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたとのこと。この方が、ピーナッツコミックの著者チャールズ・シュルツさんの言葉や谷川俊太郎さんの翻訳に「禅に通じるもの」を見出し、まとめられたのが『心をととえるスヌーピー』だ。
スヌーピーといえば、風くん曰く「お兄ちゃんの影響で好きになった」キャラクターだ。配信ライブで見事な似顔絵を披露してくれたこともある。この本を読んで、ピーナッツコミックの世界観も風くんはきっと好きだろうなと感じた。また、スヌーピーたちが英語を話すところも大きな魅力だと思う。この本を読めば、『ピーナッツ』の世界を味わいながら英語の勉強にもなり、風くんの考え方にも通じるなと感じることもできる。また、谷川俊太郎さんの翻訳に「禅に通じるもの」を感じられるのは、谷川俊太郎さんがお父さんである哲学者・谷川徹三さんに影響を受けているところもあるのではと枡野さんが書かれていたのも印象的だ。風くんもお父さんに多大な影響を受けているからだ。
禅の言葉は漢文と日本語訳とで紹介されているが、そこに時々「風」という言葉が登場する。中でも一番心に残ったのが「千里同風」(千里も離れた遠いどこかでも、今あなたが感じている風と同じ風が吹いていますよという意味)という禅語だ。そこには雨に打たれてずぶ濡れになっているスヌーピーが「IS IT RAINING WHERE YOU ARE?」(きみのところも雨降ってるかい?)と呟いていて、視線の先にはスヌーピーの2、3倍はあろうかという大きなサボテンがある。それぞれのページにはタイトルがついていて、ここは「孤独ではない。どこかに必ず同じ境遇の人がいるから」…まるでロンリーラプソディ。
また、千里同風の意味は「あらゆるところで同じ風が吹いている」これは風くんの歌に癒やされている人があらゆるところにいるという意味にも聞こえる。
他にも共通点がたくさんあって、一つ一つのお話は見開きで完結しているので読みやすい。これからも時々眺めて心をととのえたい一冊だ。
※2023/2/21(フジイの日) 追記 Fujii Kaze Official Store にお知らせが届く。藤井係長が履いている靴下(ビリビリじゃないからずっずさんが買ってくれたのかな)はスヌーピーのシリーズもある靴下らしい。(そして、もう売り切れてるらしい。さすが販促部長。)それから、ロンリーラプソTが孤独ラプソTになってる。なんだか嬉しい。
※2023/4/1 追記 風くんインスタストーリーズにサボテンの写真とアイナ・ジ・エンド「サボテンガール」の曲がアップされた。怪我をしたアイナさんへのお見舞い&異国の地にいるよというお知らせかなと思われるけど、なんだか嬉しい。…もしかして、「サボテンがある」→「サボテンガール」…ダジャレ?
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