死について考える4歳児
最近、4歳の娘が毎日のように聞いてくる。
「かあちゃんは死ぬの?」
私は正直に答える。「そうだね、かあちゃんもいつかは死ぬよ」
すると娘は不安そうな顔で聞き返す。「そしたら新しいかあちゃんが出てくるの?」
娘のなかでは古い私が消えると、新しい私がニョキッと生まれてくるイメージなのかな?笑 と思いながらも正直に答える。「かあちゃんが死んでも、新しいかあちゃんは出てこないよ。」
この言葉で「死」のイメージをつかむ娘はいつも泣きそうな顔をしながら私をギュッと抱きしめる。「いやだ~かあちゃん死なないで~」
なぜ娘が突然、「死」に関心をもったのかはわからない。でも彼女なりに一生懸命かんがえているんだと思うと私もその気持を大切にしたいし、一緒にかんがえていきたい。
実は私も小学生の頃、急に母の死が怖くなったことがあった。何がきっかけでそう思ったのかはわからないけれど、「お母さんが死んだらどうなるの?どこにいっちゃうの?私はどうなるの?」と、すさまじい不安に襲われた。
でも「こんな悩み、誰に言えばいいのかわからない」と人知れずもがいた。おかげで小学生で不眠症になるほど、敏感な子ども時代を過ごしていた。
今の娘はどうだろうか。「死」を怖いものだと思って、苦しんでいるんだろうか。今のところ毎晩スヤスヤと寝ているので大丈夫だとは思うが。
私もいつかは死ぬ
当然のことだけど、自分の死についても改めて考えてみる。限りある命、やっぱり好きなことをして生きていきたいな。