オトナリラボ~こどもとはたらくコワーキングスペース~
コワーキングスペース、みなさんは利用されたことありますか?
数ヶ月前から在宅勤務をデフォルトにしている私も、気分転換に時々ドロップインしています。最初は、「家でもいいやん!カフェでもいいやん!」と、コワーキングというスタイルに疑問をいだいていたんですが、ハマってきそうです。。。
京都には、ここ数年でコワーキングスペースが増えています。本日はそのなかでも「こどもとはたらく」を応援されているオトナリラボさんをご紹介します。
アクセスは、京阪・清水五条駅から徒歩10分、地下鉄烏丸線・五条駅から徒歩15分。最寄りのバス停からは徒歩5分以内のところにあります。
どんな場所なの?
オトナリラボさんは2018年4月にオープン(プレオープンは1月)したばかりの新しいコワーキングスペースです。代表・芳野さんのご実家の別棟を改装されたということで、見た目は懐かしさのある古民家ですが、中に入ると新築のにおいがして、清潔感を感じる空間です。
2階建ての2階部分がコワーキングスペースとして利用できます。ワークスペースとキッズスペースがあり、子どもが小さいうちはキッズスペースにテーブルを出して、子どもの近くで仕事をすることも可能です。「今日は集中したい!」という時には、それぞれの間にある透明の仕切りを閉め、子どもの存在を身近に感じながら、取り組めます。予約をすれば保育スタッフさんを呼んでいただけるので、子どもたちも退屈せずにすみそうです。
どことなく懐かしさを感じます♪
働き方の中間的選択
「働きたいなら子どもは保育園へ預ける」「子どもを預けられないなら働けない」この0か100かの選択に違和感を覚えられるママもいらっしゃるのではないでしょうか?「本当は働きたいけど、保育園に入れないから仕方ない」というママだけでなく、「仕事はしたいけど、子どもが小さいうちは一緒にいたい」という選択を自らされるママもいるはずです。オトナリラボさんは、そんなママたちに育児をしながら仕事もするライフスタイルを提案されています。
「こどもとはたらく」ということは、ママと子ども、お互いにとっての居心地の良さや安心感を残しつつ、ママのしたいことを応援する仕組みだと思いました。
本日のぽろり
実は、うちの会社は「Work Anytime, Work Anywhere」です。定時という概念がなく、働く場所もどこでもいいんです。社会問題に取り組む会社である以上、社内の社会問題も解決していかなければいけないよね、という考えから始まりました。
これまで、「Anywhere」は「自宅」もしくは外出の合間に利用する「カフェ」くらいの選択肢しか私の中にはありませんでした。でも、何かのきっかけで京都のとあるコワーキングスペースを見学した時、今まで感じたことのない独特の空気感に触れることができました。
それは、「境界線の曖昧な関係間に生まれる化学反応」でした。人は生きているうちにあらゆる境界線を生み出しています。「自分と他人」「男と女」「社内と社外」「健常者と障害者」「大人と子ども」・・・時として必要な境界線もありますが、何か新しいモノを生み出す時や選択する時に、この境界線がジャマになることもあります。
私が訪れたコワーキングスペースでは、そこに集う者がみな、境界線があるようなないような不安定な状況の中で、自由な関係を築いていました。また、そんな空間には、ひとつの会社の中や自宅では得ることができない、化学反応が生まれていました。そして、今の私には、このような空間や時間が必要なのだと思ったのです。
本日ご紹介したオトナリラボさんは、「大人と子ども」という境界線を曖昧にすることで、新しい働き方を生み出していらっしゃいます。そこに生まれるものは、アイデアや出会いだけではありません。「こどもとはたらく」という、ママたちの新たなライフスタイルなのです。