無題

良い嫁にはなれかったシングルマザーが新規事業の立ち上げに挑戦する理由①

ご挨拶

こんにちは。株式会社ゼネラルパートナーズ(以降GP)の新規事業/エスママのプロジェクトマネージャーをしています竹田 扶美可(ふみか)です。エスママはGPで開催されているビジネスコンテストから生まれたばかりの、シングルマザー支援事業です。

GPは、あらゆる社会問題に取り組む企業で、主に障がいがある方の人材紹介事業や就労支援事業をしています。そんな中、シングルマザーという新たな領域に挑むことになった経緯や、私自身のことについて、お話しをさせていただきます。

エスママとは

「シングルマザーの声をカタチにする」を使命に、日本全国に123万人いるシングルマザー(とその子ども)がいつまでも笑って暮らせる社会の実現を目指しています。現在はサービスリリースに向け、準備中です!

原点

そもそも、私は小さい頃から「家族の笑顔を見たいから」という理由で自分の進路を選んできたような気がします。そして、その原動力は母親という存在にありました。

私の母には重度の身体障がいがあります。母も離婚を経験しており、自身の障がいと戦いながらも、幼い私と姉を必死で育ててくれた時期がありました。そんな母の一生懸命な姿をたくさん見てきたから、母の笑顔を見るためにがんばる子どもだったんだと思います。例えば、私が描いた絵を母が褒めてくれた時には、画家を目指したこともありました。テストで良い点数を取ると喜んでくれたから、勉強も人一倍がんばりました。

ちなみに、姉にも障がいがあるため、幼いながらも、「きっと私がこの家族を支えていかなければいけないし、神様はその使命を私に与えたんだ」と思っていました。

GPそして進藤との出会い

やがて大学生になり、就職というものが現実的になってくると、母だけでなく、母と同じように「不」を抱えている障がい者を取り巻く環境や社会を変えたいと思うようになりました。

新卒では社会人としての基礎を学ぶことができる企業へ就職し、たくさんのことを学ばせてもらいました。何をやるかより、誰とやるかを重視して選んだ就職先だったので、ここで得た経験や人との出会いは今でも私にとってなくてはならない存在になっています。

ただ、それと同時に、活躍する同期や、熱い思いをもった人に出会う度に、「私はやりたいことができているのか?」と悩むことも増えていきました。そんな時に、ネットでGPの存在を知りました。社長の進藤のことを調べていくうちに、会いたい気持ちが抑えきれなくなり、気づけば進藤宛に手紙を書いていました。メールじゃなくて手紙を送った理由は、流さずにどうしても読んでほしかったからです。そして、手紙の返信をもらった時の興奮は今でも覚えています(当時23歳、何の経験も実績もない私の一方的な手紙に返信をくれたわけですから)。そこからは本当にあっという間でした。当初は転職したいとかではなく、ただ単にGPのことや社長の話を聞きたかっただけでしたが、気づけば本能が赴くままに転職を決めていました。転職のことを親にも事後報告だったのは、反対されようが私の中では決まっていたからです。

2012年4月にGPに入社してからはキャリアカウンセラーとして、障がいがある方たちの転職をお手伝いさせていただきました。もちろん、現実は理想通りにはいかないことも多く、「やりたいこと」と「できること」の狭間で苦しむこともありました。それでも、お客様からいただく感謝のメッセージや転職後のご活躍のお知らせが私のやりがいになっていました。途中、結婚・出産を経験しましたが、育児が落ち着けば再びキャリアカウンセラーとして仕事を続けていくつもりでした。

②へ続きます。