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平山郁夫作「源頼朝」の記念切手(1999年、「ふるさと切手神奈川県版」)


平山郁夫作「源頼朝」の記念切手(1999年、「ふるさと切手神奈川県版」、出典:「切手の博物館」)

この切手のイラストは、日本の歴史的な人物である源頼朝(1147-1199)を描いています。源頼朝は、鎌倉幕府を開いた初代将軍で、日本の歴史において非常に重要な人物です。

イラストの中心には、馬に乗った源頼朝が描かれています。彼は武士の装束を身にまとい、背中には矢を入れるための弓袋(やぶさ)を背負っています。このような姿は、戦場での勇ましい姿を象徴しています。鎧の色彩は赤や青が使われており、当時の武士の華やかさや権威を表現しています。

馬は波打ち際を走っており、その背景には雄大な富士山がそびえています。富士山は日本の象徴的な山であり、この切手に描かれることで、源頼朝が日本の歴史や文化においていかに重要な存在であるかが強調されています。また、材木座海岸という具体的な地名も示されており、源頼朝が活躍した場所が強調されています。

この切手の原画は、日本画家の平山郁夫(1930-2009)が描いたもので、1999年に「ふるさと切手神奈川県版」として発行されました。平山郁夫は風景画や歴史的な題材を得意とする画家であり、その作品には日本の伝統と文化が深く反映されています。

全体的に、このイラストは日本の歴史と文化、特に源頼朝という人物の偉業とその時代背景を視覚的に表現したものとなっています。

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