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浅い眠りの夜に、ぼくは夢を拾い集める――はじめまして、ぴろ吉です
ぼくはどうも、夜が得意じゃないらしい。どうにも神経がピリピリして、布団に入っても目が冴えてしまう。いわゆる不眠症だ。浅い眠りを繰り返しているうちに夜がすっかり長く感じられて、昔は「困ったなあ」と嘆いてばかりだった。
だけど、眠れないからといって何もしないのはもったいない――それなら夜の時間を夢に費やしてみよう。そう決めたのが、ぼくの小さな冒険のはじまりだった。
ぴろ吉@今夜も眠れない――と名乗ってはいるけど、決して悲壮感たっぷりというわけじゃない。むしろ、その名のとおり「眠れない夜」を逆手に取ってやろうと思っているんだ。どうせ夜に眠れないなら、夢の世界をこっそり覗いてみるのも悪くないよね? と開き直ったら、ちょっとだけ人生が面白くなった。
たとえば昨夜は、知らない街角の喫茶店に迷い込む夢を見た。ドアを開けた瞬間、レトロなジャズが流れてきて、何十年も使い込まれたようなカウンター席が現れる。そこでぼくはいつものようにホットコーヒーを頼もうとしたのに、なぜか口から出た言葉は「アイスクリームください」だった。店員さんが笑うと同時に、どこからか風鈴の音が響いて、まるで夏祭りの夜みたいな雰囲気に。――夢って、本当に不思議だ。起きてみれば「あれは何だったんだろう?」と笑うしかないけれど、その断片をノートに書き留めていると、不思議な旅をしたような気分になる。
そんなふうに、“今夜も眠れない”夜のあいだに見てしまう奇妙な夢を、ぼくはここに書き残していくことにした。エッセイみたいな形で、毎回ゆるく綴っていこうと思う。読んだ人がクスッと笑ってくれたり、「なんだか不思議な気分だな」と感じてくれたら嬉しい。
実のところ、ぼくはわりと繊細で、人混みや大きな音が苦手だ。昼間だって落ち着かないときはある。でも、その敏感さゆえに見える夢は、色鮮やかだったり、匂いや音が生々しかったりする。これを「欠点」だと嘆くより、「宝物」だと思うほうがぼくには性に合っているみたいだ。
ここでは、そんな夢の記録と小さな考察を交えながら、夜だからこそ味わえる楽しみなんかも書いてみたい。もしあなたにも眠れない夜が訪れたら、一緒にこのNoteをのぞいてみよう。夢の中なら、どんなへんてこな場面だって起こりえるし、意外と悪くない世界かもしれない。
というわけで、どうぞよろしく。
ぴろ吉@今夜も眠れないが、夜の暗がりをほんの少しだけ照らすような、そして時々は一緒に笑えるような物語をお届けできれば幸いです。