夢見る少女じゃいられない? 〜「must」と「want」の狭間で
今年一年は自分自身と見つめ合う機会が多くて、精神的に少し大人になったかなと思える年になった。(すでにアラサーなんですけどね)
そこで、今年の大きな気づきと来年のこと、まとめてみました。
私にはいつも「must」が
まとわりついていた
振り返ってみると私の人生には「must(〜でなければいけない)」がいつもまとわりついていた。
こういう方、結構多いのではないのだろうか?
優等生でいなければならない。
いい姉でいなければならない。
お金は無駄に使ってはいけない。
失敗してはいけない。
仕事は定職についてきちんとしなければならない。
田舎育ち、複雑な家庭環境もあって無意識に「must」にがんじがらめにされていて、「must」の存在にすら大人になっても気づかずにいた私。
「must」が苦しい
今までのnoteを読んでくださった人はわかると思うが、「must」の存在に気づかず30年弱生きてきた中で、何度もどうしようもない不調にぶち当たっている。
小さい頃から癇癪持ちでなにか困ったことがあると言語化できず爆発した。
中学生になってからは数ヶ月に一回お腹や頭痛に悩まされ、街の小さな内科で「自律神経が弱いですね」と言われる。
高校では部活動の忙しさと自分がやりたいやり方で勉強を進められないストレスで心身共に削られ、退学。
改めて違う高校へ入学してなんとか卒業したものの、大学でも環境に適応できず休学。
卒業後保育士になったが、2年半働いたところで心身的に不調で退職を余儀なくされた。
結婚生活も結婚式から半年立たず旦那の浮気により破綻。(今までそんな影は全くなかったので驚いた)
そして今、1年続けた仕事でも体調不良に陥り、辞めようとしている。
「must」から
どうしたら抜け出せる?
「must」ベースの考え方は知らず知らずのうちに完璧主義、0か100かという極端な考え方を生み出し、自分を苦しめていた。
ただ、そのことに気づいたのは2020年に入ってから。
きっかけは心療内科への通院、そして淡の間さんのカウンセリング。
「must」を優先しすぎると他人の判断に身を任せがちになる。他人軸で生きていると言ってもいいかもしれない。今まで自分の人生を自分で生きている気がしなかった。
周りの状況に必要以上に気づいてしまうために自分自身の判断や思いを尊重できなかった。その結果、完璧主義、極端な考えになってその度に絶不調になっていたのでは?
他人軸によりかかっている自分を立て直したくて、行動記録をつけたり、自分がやりたいと思うことをできるだけ実現するようにした。「must」ベースの思考をゆるめていこうと、心療内科やカウンセリングにも通ってみたがなかなか抜け出せなかった。
心身ともにトラブルがあったのでアロマテラピーやフィトセラピー、メンタルケアなどもかいつまんでみたけど自分の舵取りがうまくできない。
30年弱付き合ってきた「must」からなかなか抜け出せない。
淡の間さんとも何度かお話しさせてもらって、「want(〜したい)」を優先したいと思うようになった。
けれどそれを考えれば考えるほど、現職はどんどん辛くなっていった。(※現職の場合はそれだけではないのだけど)
できること優先で決めた今の職場での仕事は、決してやりたいことではなかったから。
実は「want」は身近にあった
最近、実は離婚の慰謝料を元手に(笑)、ずっと気になっていたSHElikesに入会した。
SHElikesにはコーチングをはじめ、一人で挫折しがちなところをサポートしてくれるシステムがたくさんある。まずは入会してから2週間経って、初回コーチングを受けてみた。何人かでグループにわかれ、憧れの人を書き出すワーク。
詳しい内容は割愛するが、参加していた他のメンバーに「エネルギーがある」「したいことをして人生を楽しんでいる」と言われて驚いた。
「want」を大切にしてるって?嘘でしょ?そう見えてるの?
言われてみると、「must」の合間に「want」があったのも事実。
幼稚園から小5まで続けた嫌々ながらもやっていたピアノは、歌が好きになったきっかけだ。
中学時代にやっていた吹奏楽は大学時代までちょこちょこ継続。
大学時代はバンド活動を少しながらやっていて、今でも歌うことが好きでたまらない。たまにひとりで8時間カラオケに篭る。
服を買うときは一日がかりで都内の古着屋さんを散歩しながらウロウロするのが好き。レトロ喫茶店にも一人でガンガン入る。
不調をきっかけに始めたアロマテラピーでは、楽しさが高じてアロマテラピーアドバイザーの資格をちゃっかりゲットしていた。
こんなにやりたいことをやっているのに、「must」の方にばかり目が行っていて、「want」を見落としていた。あれ、自分で自分を追い込んできたんじゃないか。なんてこった……。
「want」を優先する生き方をしたい
ちょこちょこやりたいこともやってきたけれど、ずっと「やらなければいけない」という思考が邪魔をして自分本来の姿が見えてなかった。「やらなければならない」ではなく、「やりたいこと」にフォーカスしたらどうなるんだろう。
来月末、退職予定だが実は今後のことは何も決まっていない。だけどなぜか落ち着いている(いいのか?)ワクワクする自分がいる。確実にここ数ヶ月で生まれ変わってきている。
「want」を優先させることでようやく自分の人生を責任をもって生きられる気がする。
仕事は、ギヴアンドテイクで成り立つから「〇〇をすることで貢献したい」「〇〇をして人の役に立ちたい」建前みたいなのがないとダメだと思っていた。
けれどそうじゃないんだ。
「want」があるからこそ、責任をもって仕事ができるし、ギヴアンドテイクの中で良い循環ができるんじゃないか?
やりたいことリストをまとめてみた
2020年を振り返って、そして2021年に向けてノリでやりたいことを言語化してみることにした
(私はリスト作りが気持ち悪いくらい好き、もはや趣味)。
言語化マジで大事と最近思うので、思っていることはとりあえず載せておく。
・アロマセラピストの資格を取りたい
・アロマ調香アドバイザーの資格を取りたい。
⇨個人に対してのブレンドカウンセリングや空間デザインを実現させたい
・アロマアクセサリーを制作しているので販売ルートに乗せたい
⇨「売ってみたら?」と周りの人に結構言われる。モードっぽいデザインのものが少ないので買い貯めたヴィンテージパーツも使いつつ、手頃な価格帯で試してみようと思えるものを製作中。
・webデザイン、ライティングを仕事にして地元に帰りたい
⇨地域創生に関わりたいのですよねー……。
・着物の着付けを習得したい
⇨中学時代から言ってるので、これは年明けからやってみようと思っていることの一つ。漫画家の東村アキコさんや峰なゆかさんがお着物を着ているのを見て素敵といつも思っている。CLAMPのもこなさんもいつも着物らしいし、好きなクリエイターさん着物率高い(笑)
・自分が働きやすく興味がもてる仕事に携わりたい
⇨今1番はこれ。接客はやっぱりなんだかんだで好きで、このまま接客系を続けつつ、並行して色々挑戦していくのが1番合っていそう。
・声をコンプレックスから強みに
⇨私、自分の話す声が本当に好きじゃなくて。ボーカルで歌ってたくせにね。でも特徴的なこの声もスキになりたい。
「must」と「want」の狭間で
2020年は自分と向き合って「must」から脱却して「want」で生きていきたい!と初めて気づいた一年でした。そしてその「want」は思っていた以上に近くにある。
皆さんにもぜひ自分の「want」を見つけて、大事にして欲しい。
今年1年ありがとうございました。また来年、良いお年を!
P.S. タイトルは大好きな相川七瀬さんの「夢見る少女じゃいられない」から。ちょっと昔の邦楽ロックが好きなせいか、「私もロックに、クレイジーに生きたいです。」って昔から言ってる気がする。
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