悔いが残らぬように過ごしたい。
2011年よりも、私にとっては2014年の方がずっと大変だった。
2011年に壊れてしまったもの、形を変えてしまったものはたくさんあるかと思うけれど、私達家族にとってあの震災は一緒に過ごして無事に乗り越えることのできた仙台生活最後の日々で、ものすごいことが起こっている感じはリアルにしていたけれど、それ程しんどくはなかった。
身内や知り合いが無事だったというのは大きい。
電気、ガス、水道全て止まってしまった3日間、マンション内の友人3家族で炊き出しなどして助け合ったことも懐かしく思い出される。子供達は一緒に過ごせて楽しそうにしてたっけ。
だから個人的にはそれ程の悔いはない。
人を失った後に悔いが残るのは本当に辛い。
何のせいでもなく突然失ってしまって二度と戻ってこないもの。生きていてもそういうことは、ある。そして何故か悔いが残ってしまったり。
2020年の今も何だかとんでもないことが起こっている。
当たり前のことだけれど、自分の残念感を払拭していくためにも、「悔いが残らないように」日々よく働いて心を尽くして過ごすというのはとても大事なことだと、40を過ぎた今、あらためて思っている。
皆無事に過ごせますように。