前向きになれるきっかけ
前向きになれるきっかけというのは、色んなところに転がっている。
転がっている、というより、実物でも想像の中でも、思考回路の中にでも、偏在していると言った方がいいかもしれない。
いろんなかけらを日々落とし、そして時空を超えて日々出会っている。
日々転がってたものを拾うにしても、無くしたものを見つけるにしても、それらのパーツというのは自分に関係のある何かのパーツで、前に進むために必要な要素だったりもする。
例えば。昔気になっていたけれど曲のタイトルも誰が歌っていたのかも知らなかった曲にまたふと出会えたり。
子供が見たがっていたけれどすっかり忘れていた映画のDVDを借りてきて一緒に見たら、新しい発見があったり。
先日、自分が傷ついたのか、相手を不快にさせたのか、私の言い方が悪くて相手を傷つけたのかわからないまま話しづらくなっていた人とのやりとりを頭の中でさらっていて、相手は私に謝っていたことを思い出し、その人の優しさを信じるきっかけをふと見つけた。
そうしたら、次に会った時はお互いに普通にわだかまりなく話すことができた。
そんな、日々の言葉のやりとりの中に、ふとした失敗や成功って数限りなく存在する。
文章を書きながら、あの時ああ言えば良かったなとか、本当はこういうことだったんだと気付いていくことが多い。
書くことで日々の気づきが増えると、私はより自分に近づけるというか、先に進んで行けるような気がする。